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出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

漢字

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字源

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  • /*RU/」の分化字[字源 1]。のち仮借して「かんがえる」を意味する漢語 /*kʰlˤuʔ/}に用いる。
    • 『説文解字』では「」の略体+音符「」と説明されているが、甲骨文字の形を見ればわかるように、これは誤った分析である。
    • かつて「会意形声文字」と解釈する説があったが、根拠のない憶測に基づく誤った分析である。
甲骨文字 金文 小篆 流伝の古文字
西周 説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、668-670頁。
    李春桃 「甲骨文中“丂”字新釋」 『甲骨文与殷商史』新10輯 上海古籍出版社、2020年、253-264頁。

意義

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  1. かんがえる

代用字

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日本では「」の代替字として用いられる。

日本語

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教育漢字 (第2学年)

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接尾辞

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  1. あることに関して考えを巡らせた論説を意味する語を作る。

手書きの形字について

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  • 第5画は左から右に真横に書いてもよい[1]

熟語

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中国語

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*

動詞

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  1. 試験する。

熟語

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朝鮮語

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*

ベトナム語

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*

文字情報

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U+8003, 考
CJK 統合漢字-8003

[U+8002]
CJK統合漢字
[U+8004]
文字コード (文字集合規格)
-
  • KS X 1001: 0x4D45
漢点字 六点漢字
字典掲載
康熙字典 960ページ, 27文字目
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) 28843
新潮日本語漢字辞典 (2008) 9392/9393
角川大字源 (1992) 7744
講談社新大字典 (1993) 12855
大漢語林 (1992) 9060
三星漢韓大辞典 (1988) 1408ページ, 1文字目
漢語大字典 (1986-1989) 4巻, 2779ページ, 2文字目

脚注

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