出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 異体字 : 䎴, 圣(簡体字), 垩, 琞, 𠄵(古字), 𡉄(同字), 𡑺(同字), 𤦨, 𤪈, 𥅶, 𦔻, 𦕡, 𧟿, 𨉑, 𨲉(則天文字), 𨲚(同字), 𨲢, 𨲣(則天文字), 𩫽
- 会意。「耳」+「人」(楷書では羨筆を足して「𡈼」「王」と書かれる)+「口」、人が音をよく聞き取るさまを象る[字源 1]。「きく」を意味する漢語{聽 /*hleeng/}を表す字。のち仮借して「すぐれた人」を意味する漢語{聖 /*hlengs/}に用いる。
- 『説文解字』では「耳」+音符「呈」と説明されているが、これは誤った分析である。甲骨文字や金文の形を見ればわかるように「呈」とは関係がない。
- ↑ 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、2777-2781頁。
季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、840頁。
林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、207頁。
- 構成要素「耳」の第5画(横画)は縦画をつき抜けて書いてもよい[1]。
字典掲載
康熙字典 |
967ページ, 22文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
29074/29074' |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
9452/9453 |
角川大字源 (1992) |
7789/7790 |
講談社新大字典 (1993) |
12948/12949 |
大漢語林 (1992) |
9117/9118 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
1415ページ, 28文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
4巻, 2789ページ, 6文字目 |