出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
漢字
- 形声。「人」+音符「至 /*TIT/」[字源 1]。のち「人」に羨符(意味を持たない装飾的な記号)「𫝀」を加えて「致」の字体となる。「いたす」を意味する漢語{致 /*trits/}を表す字。
- ↑ 何琳儀 『戦国古文字典』 中華書局、1998年、1087頁。
- ↑ 陳漢平 『金文編訂補』 中国社会科学出版社、1993年、134頁。
- いた-す。
- おくる。つかわす。「送致」
- 伝える。「致言ゲンをいたす」
- かえす。官を辞する。「致仕」
- まかす。ゆだねる。「事君能致其身きみにつかえてよくそのみをいたす」〈論語・学而〉
- いたらせる。まねきよせる。「招致」
- いどむ「致戦たたかいをいたす」
- きわめる。きわめつくす。「君子学以致其道クンシはまなびてもってそのみちをいたす」〈論語・子張〉
- なす。なしとげる。
- おもむき。ありさま。「風致」
- むね。意味。趣旨。「一致」「合致」
- こまかい。=緻。「緻密」
- いたる。とどく。=至。
致 *
致 *
致 *
字典掲載
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版)
|
30146/30149
|
新潮日本語漢字辞典 (2008)
|
9760/9761
|
角川大字源 (1992)
|
8046/8047
|
講談社新大字典 (1993)
|
13401/13402
|
大漢語林 (1992)
|
9170/9171
|
三星漢韓大辞典 (1988)
|
1458ページ, 5文字目
|
漢語大字典 (1986-1989)
|
4巻, 2815ページ, 6文字目
|