苦節

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日本語[編集]

名詞[編集]

(くせつ)

  1. 苦しみ耐えながらも、信念などを変えないこと。
    • 苦節十年、失業家も時を得た」「能く御奮闘なさいました」「お前こそ能く辛抱してくれたよ」(佐々木邦 『ガラマサどん』)
    • わけて夫人が、良人の死後、一族もみな討たれて少ない中うちに、よく三、四千の小勢をもって、河内の小盆地にたてこもり、正行、正時の成人を待っていた十二年間の苦節を語るだんになると、涙に顔もよごしていった。(吉川英治 『梅里先生行状記』)

中国語[編集]

名詞[編集]

(kǔjié 簡体字:苦节)

  1. 逆境にあっても、節操堅持すること。