出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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漢字[編集]

字源[編集]

  • 形声。「」+音符「」。「くさ」(cǎo)を意味する字は本来「艸」であり、「草」は「どんぐり」(zào)を意味したが、のちに「草」が「くさ」を意味するようになり、「どんぐり」の意味には「」(「」)を用いるようになった。

意義[編集]

  1. くさ、特に、どこにでも容易に生え、食用等にあまり役に立たないもの。
  2. まにあわせの。粗末な。
  3. 田舎の、在野
  4. はじめの

日本語[編集]

発音[編集]

名詞[編集]

  1. くさ草本植物の総称。特に、どこにでも容易に生え、食用等にあまり役に立たないものをいう。
  2. くさ)[中世末から近世] 忍者。少人数で敵地に侵入し偵察や襲撃を行なう部隊。
    • 悪党ヲ放懸ケ所々ヘ草ヲ入ルヘシ」[1]
  3. くさ略式。形態が本格的ではなく、簡略化されていること。接頭辞的に用いられる。
    • 競馬 / 野球
  4. くさ (インターネットスラング) 「(笑)」の代用表記としての「w」の別称。また笑うこと。
    • 草を生やす、草が生える(=「w」をたくさん書く、大笑いする)

派生語[編集]

熟語[編集]


中国語[編集]

*

語源[編集]

シナ・チベット祖語 *r-tswa-n

名詞[編集]

cǎo

  1. くさ

人名[編集]

Cǎo

  1. 中国人ののひとつ。

熟語[編集]


朝鮮語[編集]

*

名詞[編集]

  1. くさ
  2. 乾草
  3. 草案
  4. 起草

熟語[編集]


ベトナム語[編集]

*

名詞[編集]

  1. くさ

コード等[編集]

点字[編集]


脚注[編集]

  1. 『貞山公治家記録』巻之三、天正17年3月12日条の伊達政宗書状抄。平重道編『伊達治家記録』(宝文堂、1972年)1の370頁。