出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]
補空(ほくう)
- 筆写において、漢字を表す部分ではないが、字形の空間バランスを補うため、あるいは運筆上打つ点。捨て筆、咎なし点ともいう。例えば土、氏、民などの字を楷書や行書で書く際、圡・𡈽、𫞕、𫞖などのように点を打つ。
- 犬、代などにできる点は筆画が変化した結果できた点であり補空ではない。
- 淚(涙)、殺(殺)などのように、康熙字典体にのみ存在し、筆記の際に省略する点も補空ではない。
- 補空を含めた形を異体字として扱う字書が見られるが、上記理由により打つ点であるため、厳密に言えば誤りである。
類義語[編集]