谿谷
出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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目次
1
日本語
1.1
名詞
1.1.1
発音
(?)
1.1.2
関連語
1.1.3
翻訳
2
脚注
日本語
[
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]
名詞
[
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]
谿
谷
(
けいこく
)
谷
[1]
。「
谿
」は「
渓
」の
異体字
で、「
たに
」「
たにがわ
」の意。
隨水右壤、此皆廣川大水、山林
谿谷
、不食之地也。王雖有之、不爲得地。(『
史記
』
巻78・春申君列伝第18
)
随水の右壌、
此
(
こ
)
れ
皆
広川大水、
山林
谿谷
、不食の地なり。
王
之
を
有
(
たも
)
つと
雖
(
いへど
)
も、地を
得
(
う
)
と
為さ
ず。
随水の西岸(
楚
の国都・陳の周辺地域)はどこも
川筋
が広く、しかも山林や
谿谷
ばかりであり、耕作には不向きの土地です。王様がこのような所を領有なさっても、土地を得たとはいえません。
上山采薇 薄暮苦飢
谿谷
多風 霜露沾衣(
曹丕
善哉行
」「
白馬篇
」(『
文選
』
巻27
所収))
山
に
上り
て
薇
(
び
)
を
采
(
と
)
り
薄暮
飢ゑ
に
苦しむ
谿谷
風
多く
霜露
衣
を
沾
(
うるほ
)
す
山に登って
薇
(
ぜんまい
)
を採ろうとする。
夕暮れ
になって
飢え
に苦しんだためである。しかし、
谿谷
には風が
盛ん
に
吹き
、
霜
や
霧
が
衣服
を
濡らす
。
今年
は
ある
目的
が
あっ
て、陸地測量部五万分一
地形図
を
一枚
一枚
調べ
て
河川
の
流路
を
青
鉛筆
で
記入
し、
また
山岳
地方
の
いわゆる
変形地を
赤
鉛筆で記入する
こと
を
やっ
ている。
河
の
流れ
を
たどっ
て
行く
鉛筆の
尖端
が
平野
から
次第
に
谿谷
を
遡上っ
て行くに
随っ
て
温泉
に
ぶつかり
滝
に
行当り
しているうちに
幽邃
な
自然
の
幻影
が
おのずから
眼前
に
展開
されて行く。(
寺田寅彦
『
夏
』)
発音
(
?
)
[
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]
け↗ーこく
関連語
[
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]
別表記:
渓谷
類義語:
谷間
(
たにあい
、
たにま
)
翻訳
[
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]
英語
:
canyon
(en)
,
dingle
(en)
,
gorge
(en)
,
ravine
(en)
,
valley
(en)
(川の流れる谷)
フランス語
:
ravine
(fr)
脚注
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編集
]
↑
上田万年
、
松井簡治
『大日本国語辞典』 金港堂書籍、第2巻、1916年10月23日、紙面234ページ、デジタル120ページ、全国書誌番号:
43022818
、国立国会図書館デジタルライブラリー pid
954646/120
カテゴリ
:
日本語
日本語 名詞
隠しカテゴリ:
テンプレート:pronに引数が用いられているページ
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