貶する

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語[編集]

動詞[編集]

する (へんする)

  1. (他動詞, 文章語) 貶す悪く言う
    • 1916年、種田山頭火「最近の感想」[1]
      合しても離れても、また讃するにしても貶するにしても、すべてが理解の上に立っていなければならない。
    • 1936年、倉田百三「愛と認識との出発」[2]
      人はあの西国巡礼の歌を聞くとき、それに強い劇しさが現われていないからと言ってそれを貶するであろうか。

活用[編集]

貶-する 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形


する する すれ せよ
しろ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 貶しない 未然形 + ない
否定 貶せず 未然形 +
自発・受身
可能・尊敬
貶される 未然形 + れる
丁寧 貶します 連用形 + ます
過去・完了・状態 貶した 連用形 +
言い切り 貶する 終止形のみ
名詞化 貶すること 連体形 + こと
仮定条件 貶すれば 仮定形 +
命令 貶せよ
貶しろ
命令形のみ

[編集]

  1. 青空文庫(2008年5月19日作成。底本:「山頭火随筆集」講談社文芸文庫、講談社、2007(平成19)年2月5日第9刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000146/files/48241_31558.html
  2. 青空文庫(2002年3月18日公開、2005年12月6日修正。底本:「愛と認識との出発」角川文庫、1982(昭和57)年12月20日改版31版)https://www.aozora.gr.jp/cards/000256/files/2590_20695.html