赤貧洗うがごとし

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語[編集]

成句[編集]

赤貧セキヒンあらうがごとし

  1. まるで洗い流して何もなくなったかのようにひどく貧しいこと。
    • むかしの芸術家たちには、とかく貯金をいやしむ風習があつて、赤貧洗うが如き状態を以て潔しとしていた様子であつたが、いまはそのような特殊の生活態度などはゆるされぬ。(太宰治『金銭の話』)

由来[編集]

  • 儒林外史』「到而今、他老人家兩個兒子、四個孫子、家裏仍然赤貧如洗、小侄所以過意不去。」など。
    それ以前、明代の『金瓶梅』などに「一貧如洗」の表現が見られる。

翻訳[編集]