身を粉にする

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日本語[編集]

成句[編集]

にする

  1. 労苦いとわずに働く
    • 此間も、弟の手紙を見たら、早く飛行機に乗つて、敵をやつつけて戦争へ行つて、九段華と散りたいなンて書いてあるの‥‥。私、がつかりしちやつたわ。此頃は、学校で、みんなそンな事を云つてるのね、きつと、さうだわ。私、返事も出してやらないの。こんなに身を粉にして、私、家へお金を送つてゐるのに、甘い事考へて、九段の華と散るなンて考へるの厭だわ。(林芙美子 『瀑布』)

由来[編集]

  • 中国語成句『粉身碎骨粉骨砕身)』からか。なお、中国語で『粉身』は、「生命を犠牲にする」の比喩表現。
  • 明治期には「身を粉に砕く」の表現も見られる。

翻訳[編集]