随身

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日本語[編集]

名詞[編集]

 (ずいじん、ずいしん)

  1. (平安期)貴族の身辺警護などのために遣わされた官人
    • この世のみならぬ契りなどまで頼めたまふに、うちとくる心ばへなど、あやしくやう変はりて、世馴れたる人ともおぼえねば、人の思はむ所もえ憚りたまはで、右近を召し出でて、随身を召させたまひて、御車引き入れさせたまふ。(『源氏物語夕顔』)
      変わらぬ恋を死後の世界にまで続けようと源氏の誓うのを見ると何の疑念もはさまずに信じてよろこぶ様子などのうぶさは、一度結婚した経験のある女とは思えないほど可憐であった。源氏はもうだれの思わくもはばかる気がなくなって、右近に随身を呼ばせて、車を庭へ入れることを命じた。(与謝野晶子訳)

関連語[編集]


中国語[編集]

副詞[編集]

 (suíshēn)

  1. 身につけて。

形容詞[編集]

 (suíshēn)

  1. (限定用法)身につけた。

名詞[編集]

 (suíshēn)

  1. 身の回り品。