Wiktionary:編集室/2015年Q4

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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アイヌ語の二重母音[編集]

Wiktionary:アイヌ語のカナ表記#二重母音表には「ア」 (小さいイ) がありますが、実際に立項されているのはアイヌ (大きいイ) です。二重母音に小さいイ、ウを使わないということで良いですか。英語版だとアィヌになっています。 — TAKASUGI Shinji () 2015年10月12日 (月) 03:14 (UTC)[返信]

なかなか返信がつかないようなので、私の分かる範囲で書かせていただきます。まず、アイヌ語の項目については、原則として「Wiktionary:スタイルマニュアル/アイヌ語」に従って記述されているようです。そのため、項目は基本的にアルファベット表記(例:aynu)で立てられており、「アイヌ」のように片仮名で項目が立てられているのは例外的です。同スタイルマニュアルでは、基本的に「アコロイタク」(アコㇿ イタㇰ(北海道ウタリ協会編アイヌ語テキスト))の表記に従うとしており、その表記法によれば「アィヌ」ではなく「アイヌ」になります。--Usagiuma (トーク) 2015年10月22日 (木) 14:38 (UTC)[返信]
ありがとうございます。ローマ字が基本なのですね。 — TAKASUGI Shinji () 2015年11月17日 (火) 02:19 (UTC)[返信]

「学名」を「多言語」とすることの可否について[編集]

英雄氏が学名に関し、従来、「ラテン語」としていたものを「多言語」に分類替えされています。

確かに、学名自身は使用される言語系に係りなく「言語横断的」に使用されるもので、英語版ウィクショナリーにおいては「en:Category:Translingual languageen:Wiktionary:About Translingual)」に、フランス語版では「fr:Catégorie:conventions internationalesfr:Wiktionnaire:Conventions/conventions internationales)」にカテゴライズされているのは事実です。

では、学名はラテン語ではないかというとかなり疑問です。学名の命名基準は「国際動物命名規約英文原文, 日本語訳)」「国際藻類・菌類・植物命名規約英文原文)」「国際細菌命名規約英文原文)」などにより国際的に定められていますが、細菌命名規約には、端的に「The scientific names of all taxa must be treated as Latin; names of taxa above the rank of species are single words.(Section 3. Naming of Taxa GeneraI Rule 6)」と規定されていますし、その他の規定も、「表記はラテンアルファベット26文字のみによる」とか「ある学名の綴りもしくはある複合名を構成する最後の要素語の綴りがギリシア語もしくはラテン語のある単語と同じであるとき、その学名もしくはその要素語はその学名を適格にしたときに著者が異なることを述べていない限り、それらの言語の単語とみなす(国際動物命名規約第28条 なお、別の箇所でギリシア語は「ラテン語化」したそれとの記載がある)」とか「格変化はラテン語の標準による」等の規定があり、基本的にラテン語によるものであることが述べられています。また、国際動物命名規約の一般勧告では「新学名はラテン語の形であるべきである」と述べています。

なるほど、漢字アルファベットデーヴァナーガリーなどは、言語に依存せず用いられており「言語横断」的なものですが、学名は、未だラテン語であるとの主張に抗しうるほどに言語から自由になっているわけではないでしょう。事実、国際動物命名規約前文には、ラテン語文法からの解放を試みたものの不首尾に終わった旨の記述があります。

また、分類先の「多言語」ですが、以下の理由から、他の「言語」と同列の位置づけが与えられるものではありませんし、訳語としても不適当です。

  1. 「多言語」という言語体系は、人工言語としてこれから作るのでもなければ存在しません。従って、品詞分類はできないでしょう。「カテゴリ:多言語 名詞」などという品詞分類は笑止です。英語版は「固有名詞」としていますが、「固有名詞」の用法すら誤っています。
  2. ISO639-3において、mulは「Multiple languages」を意味してるとされています。では、w:ISO 639-3#汎用コードをご覧ください。「特定のコードのいずれも妥当でない場合のために、4つのコードが定義されている。これらのコードは、主にデータベースのように、ISO コードが存在しなくても指定しなければならない場合に使用することを目的とする。」「mul は、データが複数の言語からなるが、データベースが単一のISOコードを指定することを要求しているときに用いる。」とされ、記号の名称としては「複数言語」が当てられています。即ち、「mul」は言語名を意味していないといっています。
  3. おそらく、英語版が「translingual」の略称に「mul」を使用していることから、誤解されたことかとは思いますが、そもそも、「Translingualism」と「Multilingualism」は別の概念で「translingual」に「多言語」を当てるのは適当ではありません。

ということで、今回のカテゴリ替えは以下の2点より不適当と考えます。

  1. 学名をラテン語と概念することは間違いとは言えない。
  2. 「言語横断」的なものと概念するとしても、カテゴライズ先の検討が不足している。

ということで、元のカテゴリに戻すべきと考えます。というか、そもそも、コミュニティに何の相談もなくカテゴリ替えを行っているわけなので、編集を戻したうえで、必要であれば新たなカテゴリ分けを提案すべきです。--Mtodo (トーク) 2015年10月13日 (火) 22:14 (UTC)[返信]

最近の学名の編集を見ていて気になることがあるので、この場を借りて書かせていただきます。
通常、ラテン語の名詞の項目には変化形(属格)を示すのが普通ですが、学名の項目では示されていません。例えば、「Canis(イヌ属)」や「Canidae(イヌ科)」には変化形が示されておらず、後者(Canidae)は性も示されていません。それとも学名としては不変化名詞、通性ということなのでしょうか(後者は複数形のような形ですが)。もちろん、英語などで学名を使用する際には格変化させたり複数形に変化させたりすることはないので、通常必要となる事柄ではないです。
このような例を見ていると、学名がラテン語かどうかは別にして、辞書としての便宜上はラテン語とは別に扱ったほうがよいのではないかとも思いますが、いかがでしょうか。--Usagiuma (トーク) 2015年11月10日 (火) 15:50 (UTC)[返信]
上記、命名規約をご覧ください。学名には、男性・女性・中性のいずれかの性が与えられることが規定されています。記事に書かれていないのは、単に不足しているだけです。また、格変化については、少なくとも属格は、ラテン語の規則により与えられる旨の規定があります。--Mtodo (トーク) 2015年11月10日 (火) 17:52 (UTC)[返信]
ありがとうございます。国際動物命名規約を読んでみました。いろいろ分かったこともありますが、残念ながら疑問が残ってしまっている部分もあります。まず、学名には性が与えられるとのことですが、それは属名(や属名を第一要素とする種名など)に対してではないでしょうか。属名の項目については、前に挙げた「Canis」のように現在でも性が書かれており問題ありません。性が書かれていないのは「Canidae」のような科名などで、これらについては命名規約にも性についての記述は見つけられませんでした。
格変化については、誤解させてしまったかもしれません。私が気にしていたのは、種小名のような学名の一部分ではなく、属名(例 Canis)や科名(例 Canidae)自体を、文中の役割に応じて格変化させるか(例えば、対格として使うときCanem、Canidasのようにするか)ということです。もしCanisCanidaeなどの項目に格変化を示すなら、こちらの情報が必要になります。これに関しては、国際動物命名規約の11.7.1.1に、科名は主格複数形でなければならない旨、11.8に、属名は主格単数形(ラテン語の文中で提唱された属名で、そのとき主格単数形以外で書かれていたものは、主格単数形に訂正(correct)する)という旨が書かれているだけのようです。この条項から、科名は常に主格複数形で、属名は常に主格単数形で用い、格変化はさせないと解釈してよいのかはよく分かりません。ただし、属名や科名の格変化のさせ方は書かれていなかったため、この命名規約に則った格変化の方法というものは無いのだろうと思います。そうすると、「Canis」や「Canidae」の項目に格変化は書けないということになるでしょうか。--Usagiuma (トーク) 2015年11月11日 (水) 14:45 (UTC)[返信]

一部の漢和辞典にあるが実際には使われない漢字音の取り扱い[編集]

漢和辞典の中には、漢字音を演繹的に求めようとするものがあり、その結果、実際には使われない読み方を載せているものがあります。例えば、漢字源は、「月」の呉音を「ゴチ」、「年」の漢音を「デン」としていますが、これらの音は(少なくとも現代では)実際には使われません。漢字源の掲載する熟語にも「ゴチ」や「デン」と読む語はありません。このような実際には使われない漢字音はウィクショナリーには載せないほうがよいと思いますが、いかがでしょうか。掲載するとしても、実際に使用される漢字音とは何らかの方法で区別したほうがよいのではないかと思います。--Usagiuma (トーク) 2015年10月15日 (木) 14:07 (UTC)[返信]

ShikiHでございます。一部の漢和辞典というよりも、すべての漢和辞典で漢字音は学術的推定形なのだと思います。たとえば「母」。たいていの辞書で漢音は「ボウ」。日本語ではそんな風に読まないとわかっていても、多くの辞書で、なおかつ載せています。そうであればウィクショナリでも載せざるを得ないように思います。
漢字はものすごくたくさんありますから、日本の文献の中にはその文字が見いだせないものが多数あります。そのとき読み不明で音を載せないというやりかたも可能ではありますが、推定形を載せるのが普通です。実際に使われる音しか載せないとすると、辞書の音読みがスカスカになってしまうからです。その場合、読まれもしない珍しい文字には音があり、珍しくない文字には音がないことになってしまっては全体の統一がとれないから、珍しい文字の音を推定したのと同じシステムを用いて、すべての文字の音を書くことになります。これが実際に使われない漢字音を掲載する理由だと愚考します。ウィクショナリが独創性を求めず、平凡を求めるならば、一般の辞書に従って載せておくのが無難だと思います。--221.248.78.33 2015年10月15日 (木) 15:10 (UTC) ログアウトしていたのに気づかず投稿してしまいました。この発言はShikiHによるものです。--ShikiH (トーク) 2015年10月15日 (木) 15:13 (UTC)[返信]
私も、ウィクショナリーは原則として慣用に従うべきだと考えており、既存の漢和辞典で推定形が統一されているのであれば、それに従って問題ないと思います。確かに、例として挙げていただいた「母」の漢音を「ボウ」とするのは、たいていの漢和辞典がそうしていますので、特に問題はないと思います。最初に書いたときには、このような例は意識していませんでした(なお、新しい辞書の中には漢辞海のように漢音「ボ」とする説を採用する辞書もあります)。しかし、特に呉音については辞書ごとの違いが多いため、そのすべてをうまく整理して中立的に記載するのは難しく、また既に記載されている音が正しいのか確認するのも困難だと思っています。それであれば、一部の辞書しか載せておらず、実際にも使われない読みは記載しないという方法もあるのではないかと思った次第です。例えば、「月」の呉音は、辞書により「ガチ」「ガツ」「ゴチ」があって統一されていないため、「」の項目はかなり煩雑な状態になっています。多音字の場合はさらに煩雑になります。
ちなみに、漢和辞典の中には演繹的に求めた形をあまり載せないものもあります。そのため、新字源や漢辞海の場合、多くの漢字には呉音がありませんし、新字源の場合には漢音が記載されていない漢字もあります(例えば「年」には漢音の記載がありません)。--Usagiuma (トーク) 2015年10月16日 (金) 03:58 (UTC)[返信]

偏や旁などと部首の名称について[編集]

最近いくつかの偏や旁などの名称について項目の作成があり、私も編集しているのですが、気になることがあるため、この場に記載させていただきます。

「~偏」「~旁」「~構え」などの言葉は、漢字の構成要素の字形を表す場合と、部首を表す場合があると思います。例えば、「問」を「門構えに口」という場合、「問」の部首は「門」部ではなく「口」部ですので、この「門構え」は部首ではなく、字の構成要素を指していることになります。一方で、「鳴・鶏」など「鳥」が偏の位置にないものを含めて部首「鳥」部の漢字を「鳥偏の漢字」ということもあるでしょう。しかし、後者のように部首を指す言い方は派生的なものであり、やはり、これらの語の本来の意味は、前者のように漢字の構成要素の名称なのではないでしょうか。また、「广」を「麻垂れ(まだれ)」と呼びますが「麻」の部首は「广」ではありませんし、「彳」を「行人偏(ぎょうにんべん)」と呼びますが「行」の部首は「彳」ではありません。このような例を見ても、これらの語と部首との結びつきは二次的なものに思えます。そうであれば、「~偏」などの項目には、漢字の構成要素としての意味をまず記載し、部首の名称としても用いられるという記述を添えるのがよいのではないでしょうか。

また、部首を表す語として「穴部」「殳部」 「鼓部」という項目が立てられています。おそらく、部首を表す表現として厳密なものという趣旨と思いますが、これらの語は広辞苑や日本国語大辞典にもありません。また、「穴部」は「穴」の「部」という意味の表現であり、『「穴」部』などと書かれることもあるものですので、独立した語として立項するのは避けたほうがよいのではないかと思います。必要であれば、「」の項に部首を表す用法を記載することで十分ではないでしょうか。--Usagiuma (トーク) 2015年11月3日 (火) 14:31 (UTC)[返信]

なぜ、あのような編集をしたかを説明します。
>「~偏」「~旁」「~構え」などの言葉は、漢字の構成要素の字形を表す場合と、部首を表す場合があると思います。
とのことですが、『「~偏」「~旁」「~構え」』と使われた場合、専ら、それは部首を意味し、「漢字の構成要素の字形」は、たまたま、その字形に一致する部首があり、それに特有の呼称が与えられているからにすぎません。例えば、「問」「聞」の「門」を「門構え」と通用することはあるかもしれませんが、「們」は「人偏に門構え」とは言いません。また、「志」の「心」は「したごころ」と呼びますが、同じ位置の「芯」の「心」の部分を「したごころ」ということはありません。そもそも、すべての漢字の構成要素に名称が与えられているわけではありません。ですから、「~偏」などの項目は、基本的に部首としての説明のみが与えられるべきと考えます。
「-部」については、部首を表す字形がunicodeに準備されていたことに気づかず、部首を総称する概念として記事を起こしたもので、unicodeの存在に気が付いてからは、そちらで記事を作成すればよいため不要かなとも思いますが、部首の見出し語を直接に参照するのは一般の変換ソフトでは難しいので、その便法としてはありかなとも考えます。--Mtodo (トーク) 2015年11月5日 (木) 23:22 (UTC)[返信]
ご意見ありがとうございます。確かに「したごころ」の例はそのとおりで、「芯」の下の部分は普通「したごころ」とは呼ばないだろうと思います。このように、ある部首に属す漢字にしか用いないものもあるだろうということは納得しました。しかしながら、日本国語大辞典の「~偏」「~旁」などの項目では、部首ではなく明確に漢字の構成要素として説明しているものが多いですので、そういう見解もあるのだろうと思います。例えば、日本国語大辞典の「殳旁(ほこづくり)」の項では、例として彳部に属する「役」の字が挙げられているうえ、殳旁を持つ漢字の大部分が殳部(つまり、すべてが殳部というわけではない)という趣旨の記述があります。
いずれにしましても、偏や旁などの名称は一律に扱うことはできないということが分かりましたので、編集の際は個別の名称ごとに検討していきたいと思います。また、必要に応じて出典を示すようにしたいと思います。--Usagiuma (トーク) 2015年11月10日 (火) 15:08 (UTC)[返信]

季語について - 分類が情報源によって異なる場合の扱い[編集]

Kkairri (トーク)と申します。私は現在、すだち(巣立ち)の執筆を考えております。さて、巣立ちといえば、「晩春から初夏にかけて成長したひな鳥が親元を離れること」をいいます。実は、この巣立ちがどの季節の季語として扱われるのかということについて文献によってまちまちなのです。「大辞林」「大辞泉」では「春の季語」として、「季語・季題辞典」では「夏の季語」としています。季語にはCategory:日本語 季語のサブカテゴリを付与することとなっていますが、こうした場合はいかが致せばよろしいのでしょうか?ご教示承りたく存じます。--Kkairri (トーク) 2015年11月16日 (月) 11:52 (UTC)[返信]

こんばんは。その様な場合でしたら、私であれば任意の形に注を設けて二つの可能性がある旨を記述する、という形を取ります。カテゴリは取り敢えず春のものと夏のもの両方を埋め込むという事でいかがでしょうか。--エリック・キィ (トーク) 2015年11月16日 (月) 13:09 (UTC)[返信]
ご教示くださいまして誠に有り難う御座いました。エリック・キィさんのご教示通り、refタグで出典を示しつつ両方のカテゴリを付与いたしました。今後も宜しくお願い致します。--Kkairri (トーク) 2015年11月16日 (月) 15:30 (UTC)[返信]

{{alter}}の処遇について[編集]

 こんにちは、エリック・キィでございます。今回は上記のテンプレートの内容変更について検討していきたいと考えております。

 直ちに本論に入りたいところではございますが、こうした議題は本来は備え付けのトークページにて提起を行うべきでは、とのお声もあるものかと思われます。故にまずはこちらにて議論提起を行うに至った理由からご説明致します。まず、変更を加えた場合の影響力の大きさです。このテンプレートはご覧の様に現在2000を超えるページにて用いられており、変更による影響は大きいと判断致しました。また、より多くの方と議論を進めたい為です。本サイトにて編集活動を行っている利用者は一定数存在していますが、全員がこのテンプレートをウォッチリストに入れているとは限らず、トークページのみで議論を行ったとしても周知されずに終わる恐れがございます。以上二点がこちらへと事案を持ち込むに至った理由でございます。

 それでは本題へと移る事と致します。英語版においてはAlternative forms(直訳: 「代替形」)という節の見出し表示が存在しますが、この見出し表示の下では同音を持ちながら表記が異なっているもののみならず、この例こちらの例の様にラテン文字表記の母音や子音にずれがある方言形を網羅する事や、この例の様に日本語の表記ゆれの記載までもが許容されています。日本語版においても対応するテンプレートが存在するということからは、このテンプレートに英語版のAlternative formsと同等の幅広い役割が期待されていると推定する事ができる筈です。ところが、日本語版においてはテンプレート作成時に最初に「異」と訳されてしまったが為に、こちらの事例この事例などの様に「かなや漢字は綴りではない」という理由により一度用いられたテンプレートを剥がすはめに陥るという弊害が起きております。このような事が幾度かあった為、応急措置としてテンプレートに注意書きを添える事と致しました。しかし、テンプレートとは本来編集者の作業の効率化を図る目的があって作成されるものである筈です。この様な状況では率直に申し上げて本末顚倒ではないか、と思えて参りました。よって、ここで一度本テンプレートの利便性を向上する事を試みたいと存じます。先に述べましたが節の見出しに置く言葉として文字の違いにかかわらず汎用的に使用する事ができるものという観点から致しますと、見出し表記として有効かつ日本語として自然と思われる記述には以下のものが挙げられます。

  1. 異表記
  2. 別表記
  3. 表記揺れ [表記ゆれ]

現在の日本語版においては日本語の他レズギ語、ウィラージューリー語といった言語の項目でこれらの表記が適宜直接入力で使用されている様子が見られます。しかし今後は上に挙げたものの中から一つ、もしくは新たに考え出したもの一つを現行の「異綴」に代わる表記として採用するのが妥当ではないかと考えております。

 なお、一方で現時点におけるWiktionary:スタイルマニュアルにおいてはこのテンプレートを用いた記述法は紹介されておりません。この事を考慮に入れますと、そもそもテンプレートなど用いる必要はなく、いっそ廃止して節が必要となる度に個々人の裁量に委ねるという選択肢もありなのでは、とも思われます。

 長くなってしまいました。今後混乱が生じる事を避けるためここで本テンプレートに関する一定の認識を共有しておきたい、というのがいずれの場合においても共通する私個人の意志でございますが、いかがでしょうか。皆様のご意見を伺いたいと存じます。--Eryk Kij (トーク) 2015年11月22日 (日) 04:08 (UTC)[返信]

alterテンプレートについては、私も以前から少し気になっていました。現在の「異綴」という表現は指す範囲が狭いため、見直しをするのには同感です。加えて、このテンプレートは以下のような使われ方もしていますので、こちらも併せてご検討いただければと思います。
alterテンプレートは、英語の「formulas」と「formulae」、「lighted」と「lit」のように、複数形や過去形・過去分詞形が複数ある語において、もう片方の形を示すのにも使われています。「異表記」「別表記」というと、ふつう同音・同義で表記だけが異なるものを指すのではないかと思いますが、上の例のような場合、語形(発音)が異なりますので「異形」「別形」のような表現のほうがよいのではないかと思います。方言形の場合も同様です。しかし、逆に「colour」と「color」のように同音で綴りが異なるような場合に「異形」「別形」というのも違和感があるかもしれません。似たような例ですが、「aluminum」と「aluminium」のような場合は発音が異なるので、やはり「異形」「別形」のほうがよい気がします。ちょっと考えがまとまっていませんが、このような例も考慮に入れていただければと思います。--Usagiuma (トーク) 2015年11月22日 (日) 13:08 (UTC)[返信]
 ご意見ありがとうございます。なるほど、「異形」や「別形」ですか。これらの方がより汎用性が高いでしょう。そのいずれかでしたら個人的には「別形」の方を推します。「異形」と異なり他の読みや意味に取り違える恐れがない、という理由からでございます。そしてお話を伺っているうちに思いついた事がございます。#if関数を用いる事により表示を差し替える事を可能にする事でございます。基本的には「別形」表記で固定し、colour/colorの様な場合のみ任意の引数(この場合は「異綴」)を入力する事で表示を差し替える、という事でしたら私の技術力でも何とか実現する事が可能である見通しですが…いえ、これでは結局最初からテンプレートに頼らない方が手っ取り早い、というオチとなってしまうのでしょうか。一応リンク元機能によりAlternative forms節を含むページをより多く把握する事が可能となるという、利点とも何ともいえない要素がある事にはあるのですが…。--Eryk Kij (トーク) 2015年11月22日 (日) 15:37 (UTC)[返信]
一週間以上も議論を停滞させてしまっておりました。なお、上に挙げた手動の表記差し替え機能を搭載する場合には、#if関数など用いるまでも無く単純に{{{1|別形}}}と書き換えればよろしいという事を(漸く)理解するに至りました。このテンプレートは現時点で一定数の非アルファベット言語ページでも用いられてはいます(参照)が、こうした既存のものは手動で書き換えれば解決します。しかしやはり今後の使い勝手の向上を図るのであれば、テンプレートの仕様変更『初期状態は「別形」表記に、任意で「異綴」等への変更を(訂正。Eryk Kij (トーク) 2015年12月9日 (水) 16:45 (UTC))』は有効な手立てであると考えております。これより一週間の猶予期間を設け、その間に異論がなければテンプレートを実際に上記仕様に改造、という事でよろしいでしょうか。--Eryk Kij (トーク) 2015年12月1日 (火) 16:31 (UTC)[返信]
前にも書かせていただきましたが、発音が同じで表記だけが違うものを「別形」と呼べるのかが気になっています。デフォルトを「別表記・別形」または「異表記・別形」のように併記にするのはいかがでしょうか。併記は冗長と感じられるようであれば、ご提案のとおり、デフォルトは「別形」にして適宜「異表記」「異綴」などを引数で指定する方法でよいと思います。この点は、ほかの方のご意見もお聞きしたいところですが。--Usagiuma (トーク) 2015年12月3日 (木) 14:54 (UTC)[返信]
@Usagiumaさん ありがとうございます。併記形式とする事に反対は致しません。これまではどうにも固定観念が激しく、「極力一つの表現に統一しよう」とばかり考えておりました。唐突な自分語りとなり恐縮ですが、かつての私は外国語を日本語に訳そうとする際に無理にでも一対一で対応させよう、という誤った観念に縛られておりました。流石に限界を感じて止めた為、その様な発想からは解脱したものとばかり思っておりましたが、ここで改めて業の深さを覚えました。ともあれ、ここでは融通を利かせるのが賢い選択肢であると存じます。そして併記制とするのであれば、「異表記・別形」の方を推します。理由は、単純な好みでございます。これからテンプレートの行く末についてしっかり合意を形成する事を予定している以上、もう少し理論立てて理由を説明するのが本来の筋であるとは存じますが、日ごろ編集していてしっくり来るのはこの二種の表記である、というのが素直な感触でございます。--Eryk Kij (トーク) 2015年12月4日 (金) 16:32 (UTC)[返信]
@ここをご覧になった他の皆様方へ ご意見お待ちしております。今回の議論の期限は日本時間(UTC+9)の今月9日 01:31を予定しておりますので、それまでにお寄せ頂ければ幸いです。--Eryk Kij (トーク) 2015年12月4日 (金) 16:32 (UTC)[返信]
コメント 設定致しました期限から更に丸一日が経過しましたが、その間に異論が出されなかった為、『「異表記・別形」をデフォルトとし、引数指定で変更可能な形式に設定』という事で合意と致します。ご意見を寄せて下さったUsagiumaさんには改めて感謝致します。--Eryk Kij (トーク) 2015年12月9日 (水) 16:45 (UTC)[返信]

「除去」と「削除」の用語の使い分けについて[編集]

「除去」と「削除」の用語は使い分けてください。使い分けるべき用語です。これはウィキメディアにおけるジャーゴンかもしれません。「除去」とは、ページ内の文字を部分的に消してから投稿ボタンを押して編集を保存することです。「編集除去」ともいいます。「除去」された文字は、いかなる利用者であっても、編集履歴をたどって差し戻すことができます。

いっぽう「削除」とは、ページ全体を消すことです。「削除」された内容は、もはや空間ごと消されているので一般利用者は差し戻し(復元)することはできません。文書図画の検閲において、「削除」とはページにはさみを入れて、そのページごと全部を閲覧できないようにする不利益処分をいいますが、それと似たところがあります。「削除依頼」や「即時削除」などのウィキメディア上の用語は、みなページを消す意味で「削除」と呼んでいます。(但し、編集哲学の「削除主義」という概念の場合の「削除」は、「除去」をも含むような使われ方をするようですがここでは割愛します。)

ここで説明しておかなければならないことは、JAWTにおいて、やたら「削除」という用語を見かけますが、これは使い方が違うということです。単に編集でページの一部を消すことは「除去」であって、「削除」ではありません。「除去」された編集内容は、いつでも、いかなる利用者でも、差し戻すことができます。「削除」されてしまった編集内容は、元に戻すことがそれよりも容易ではありません。ことばの重みが違います。「削除」という用語は、野暮ったい言葉です。「削除」の用語を濫用せず、単に部分的に消すだけなら「除去」の用語を使用してください。もちろん、紙の辞書にはない用語の意味だというご意見があるかもしれません。しかし、使い分けたほうが混乱がありません。--Charidri (トーク) 2015年12月23日 (水) 02:46 (UTC)[返信]

ShikiHでございます。なるほど、おっしゃる通りだと思います。「削除」をこのように使う起源は、キーボードの delete キーを削除キーというあたりからではないかと愚考します。わたしもかつては気になっていたのですが、このごろは、この世界のジャーゴンとして、すっかり慣れてしまいました。しかし今後は「除去」と言うように致します。--ShikiH (トーク) 2015年12月23日 (水) 05:28 (UTC)[返信]
個人的には、当初は自身でしっかり責任をもって記したものの後になってその妥当性を疑問視するソースが新たに見つかった場合などには、過去の自身の手による編集内容が目に入るだけで気に食わないなどの至極幼稚な理由から、つい感情を籠めて「削除」、「是正」、「抹消」という言葉を使ってしまう傾向がございます。ご指摘を踏まえて、言葉の使用に関してのみならず、より根本的な編集姿勢から見直す必要性があると自覚致しました。--Eryk Kij (トーク) 2015年12月23日 (水) 08:24 (UTC)[返信]
記事の管理者削除と記事内の文字の削除を区別したほうがよいというのは分かります。しかし、記事内の文字を削ることを「削除」と言ってはいけないというのには賛成できません。「削除」は「文章の一部を削ること」という意味の一般的な言葉です。一方で、「除去」は「邪魔なもの、良くないものを取り去る」という否定的なニュアンスのある言葉で(大辞泉の「除去」の項、大辞林の「撤去」の項を参照ください)、「障害物を除去する」「機雷を除去する」「有害物質を除去する」など物に対して使うことが多い言葉です。そのため、記事内の文章や語句を削ることを表すには「削除」のほうが分かりやすく、余計な語感を伴わず中立に表現できるという意味でもよいと考えます。管理者削除と記事内の文章の一部削除を区別するということであれば、「記事の削除」と「文の削除」のように対象を明確にすることで十分区別できるのではないでしょうか。--Usagiuma (トーク) 2015年12月23日 (水) 09:03 (UTC)[返信]