あばよ

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日本語[編集]

感動詞[編集]

あばよ

  1. (口語)さようなら」の粗雑な言い方。
    • 門の所まで送って来てくれた三人に、「あばよ」と云って戸外へ出ると、(谷崎潤一郎「少年」)〔1911年〕[1]
    • 「ワハハハ……。それじゃ、あばよ!」といったかとおもうと、四十面相は、パッと窓のところへとんでいって、手ばやくガラス戸をひらき、まっ暗な庭へとびだしてしまいました。(江戸川乱歩「塔上の奇術師」)〔1958年〕[2]

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  1. 青空文庫(2016年3月4日作成)(底本:「潤一郎ラビリンスI――初期短編集」中公文庫、中央公論社、1998年5月18日初版発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001383/files/56643_58931.html 2019年8月2日参照。
  2. 青空文庫(2017年2月6日作成)(底本:「塔上の奇術師/鉄人Q」江戸川乱歩推理文庫、講談社、1988年7月8日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/57109_60816.html 2019年8月2日参照。