おいて

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動


日本語[編集]

名詞:追う人[編集]

おいて追手

  1. 逃げる犯人)を捕らえ切り捨てようして追い掛ける」を意味する追手おっておうて)」の異形

名詞:追う風[編集]

おいて追風

  1. 追風/追い風(おいかぜ)の異形。
    • 追風に上げる
    • 金毘羅船々追い手に帆かけてシュラシュシュシュ

連語:措いて[編集]

おいていて】

【複合助詞】動詞おく(措く)」の連用形接続助詞」の付いた「おきて」の音変化。「…をおいて」ので、打ち消し反語の表現を伴う
  1. 「…を除いて」「…以外に」の意。

連語:於て[編集]

おいてて、於いて、おいて】

【複合助詞】動詞「おく(置く)」の連用形に接続助詞「て」の付いた「おきて」の音変化。「…において」の形で用いる。
  1. 場所示す。「…」「…にて」の意。
  2. 時間を示す。「…のときに」の意。
  3. ある場合事象との関わりを示す。「…に関して」「…について」「…にあってなどの意。
  4. 当事者を示す。「…では」などの意。
    • 貴社に於ては益々ご清栄のことと存じます。
  5. 係助詞」を伴って仮定条件表す。「…の場合には」の意。
    • 還幸(wp)なからに於ては、三種の神器いかでか玉体を放ち奉るべきや。〔『平家物語(wp)』巻第10〕
      帝の還幸なくして、三種の神器がどうして玉体を離れることがありましょう。