たくみ

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日本語[編集]

名詞[編集]

たくみみ、

  1. 物を作ることをとしている人。特に建築工芸について優れている者を言う。
    • 大昔からヒダの大工をヒダのタクミという。(坂口安吾『飛騨の顔』)〔1951年〕[1]
  2. 美しく作り出す優れ技術わざ趣向技巧
    • 言葉のたくみをどれほどに并らぶるとも(樋口一葉『花ごもり』)〔1894年〕[2]
  3. (古用法) 考えこらし見つけ出した良い方法工夫
  4. (古用法) はかりごと計略

発音[編集]

語源[編集]

  • たくむ」の連用形から。
  • 「手(た)組む」手を組み合って思案する。

類義語[編集]

派生語[編集]

形容動詞[編集]

たくみみ】

  1. 物事のやり方などが優れているさま。

活用[編集]

類義語[編集]

派生語[編集]

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  1. 青空文庫(2008年4月8日作成)(底本:「坂口安吾全集 12」筑摩書房、1999(平成11)年1月20日初版第1刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42622_30960.html 2022年1月10日参照。
  2. 青空文庫(2016年9月9日作成)(底本:「文學界 第十四號」文學界社雜誌社、1894(明治27)年2月28日発行。「文學界 第十六號」文學界社雜誌社、1894(明治27)年4月30日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000064/files/55663_60138.html 2022年1月10日参照。