ひづめ

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日本語[編集]

名詞[編集]

馬の蹄

ひづめ

  1. 中型大型草食哺乳動物のうち、ゾウ目 (長鼻目)、ジュゴン目 (海牛目)、ウマ目 (奇蹄目)、イワダヌキ目 (岩狸目)、ツチブタ目 (管歯目)、ウシ目 (偶蹄目)が持つ、脚先にある状の硬い角質

発音(?)[編集]

東京アクセント[編集]
ひ↗づめ

翻訳[編集]

参照[編集]


古典日本語[編集]

名詞[編集]

ひづめ

  1. ひづめ。一部の哺乳動物の脚先にある靴状の硬い角質の爪。
  2. ひづめを持つ動物。
  3. 駿馬[1]
    • 昔周穆王と申帝御座(おはしまし)き。或人駿馬八匹を献。(中略)穆王独愛して乗之給、四荒八極に至りつゝ、都に還御なかりければ、七廟の祭も怠り、万機の政も絶にけり。(中略)帝は八匹のして穆王遂に亡びけり。今の仲綱(なかつな)は一匹の馬故に、一門悉絶ぬる事こそ哀なれ。(『源平盛衰記』巻14・周朝八匹馬事)
      昔、周王朝に穆王ともうしあげる帝がいらっしゃった。ある人が駿馬8匹を献上した。(中略)穆王はただただこれを愛でてこれらにお乗りになり、四方八方へとおもむく一方、都にお戻りになることがなく、先祖をお祭りせず、いろいろな政治も絶えた。(中略)むかし周の帝は8匹の駿馬を偏愛し、穆王は結局、滅んでしまった。今の仲綱(なかつな)が一匹の馬が原因で一門がすっかり絶えたことは、哀れである。

脚注[編集]

  1. 下中弥三郎編『大辞典』 平凡社、第21巻、1936年5月28日、紙面393ページ、デジタル202ページ、全国書誌番号:67012501、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 1873538/202