一刀両断
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日本語[編集]
成句[編集]
- 一太刀で二つに割るということ。
- はなはだしきは、鉈でもって林檎を一刀両断、これを見よ、亀井などという仁は感涙にむせぶ。(太宰治『豊島與志雄著『高尾ざんげ』解説』)
- 転じて、素早くきっぱりとした決断を下し、処置を施すこと。
- 本間さんは先方の悪く落着いた態度が忌々しくなったのと、それから一刀両断に早くこの喜劇の結末をつけたいのとで、大人気ないと思いながら、こう云う前置きをして置いて、口早やに城山戦死説を弁じ出した。(芥川龍之介『西郷隆盛』)
- 言下に否定、批判すること。
- 季氏愚昧にして孔子の真意をさとらず、ついに愚問を発して一刀両断の憂目にあつた有様が、目に見えるようである。(下村湖人『現代訳論語』)
由来[編集]
『朱子語類』「觀此,可見克己者是從根源上一刀兩斷,便斬絕了,更不復萌。」
類義語[編集]
関連語[編集]
翻訳[編集]
- 英語: in a single sweep
- 朝鮮語: 일도양단
- 中国語: 一刀兩斷/一刀两断
動詞[編集]
活用と結合例