一膳飯

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語[編集]

この単語の漢字
いち
第一学年
ぜん
常用漢字
めし
第四学年
音読み 音読み 訓読み

名詞[編集]

(いちぜんめし)

  1. 茶碗一杯に盛り切りにした
    • かいは何という賢者だろう。一膳飯に一杯酒で、裏店うらだな住居といったような生活をしておれば、たいていの人は取りみだしてしまうところだが、囘は一向平気で、ただ道を楽み、道にひたりきっている。囘は何という賢者だろう。」――下村湖人 (1954年). “図書カード:現代訳論語”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。
  2. 出棺する際に死者親族食べる飯。死者供える飯。一杯飯。一盛飯。枕飯。出立ちの膳。
    • また、一膳飯いちぜんめしと北枕とは一般に縁起が悪いといわれておる。そのわけは、死んだ仏に差し上げる飯は盛り切りであるのと、死人を横臥おうがさするときに北枕にするからである。――井上円了 (1916年). “図書カード:迷信と宗教”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。

派生語[編集]

成句[編集]