伝家の宝刀
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日本語[編集]
成句[編集]
- その家に家宝として代々伝わる名刀。
- 若君のお刀は伝家の宝刀、ひとの手にふれさせていい品ではありませぬ。――吉川英治 (1925年). “図書カード:神州天馬侠”. 青空文庫. 2023年5月28日閲覧。
- 転じて、いざと言う時に用いる事物、手段など。奥の手。切り札。
- かれらは官僚に対しては出版業者の全体を会員とする自治的・民主的団体であるといい、出版業者に臨むには用紙割当権という伝家の宝刀を抜いて官僚的・封建的・独裁的権力を揮おうというのであるから、それは戦時統制時代よりも一層厄介なものであり、一層極端な弊害を醸すものということができる。――嶋中雄作 (1948年). “図書カード:日本出版協会論”. 青空文庫. 2023年5月28日閲覧。
参考[編集]
- 『故事・俗信 ことわざ大辞典』尚学図書編集、小学館、1982年2月、788頁。