伝家の宝刀

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日本語[編集]

成句[編集]

伝家宝刀(でんかのほうとう)

  1. その家宝として代々伝わる名刀
  2. 転じて、いざ言う用いる事物手段など。奥の手切り札
    • かれらは官僚に対しては出版業者の全体を会員とする自治的・民主的団体であるといい、出版業者に臨むには用紙割当権という伝家の宝刀を抜いて官僚的・封建的・独裁的権力を揮おうというのであるから、それは戦時統制時代よりも一層厄介なものであり、一層極端な弊害を醸すものということができる。――嶋中雄作 (1948年). “図書カード:日本出版協会論”. 青空文庫. 2023年5月28日閲覧。

参考[編集]

  • 『故事・俗信 ことわざ大辞典』尚学図書編集、小学館、1982年2月、788頁。