壊滅

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壞滅 も参照。

日本語[編集]

この単語の漢字
かい
常用漢字
めつ
常用漢字
音読み 音読み

発音[編集]

か↗いめつ

名詞[編集]

(かいめつ)

  1. 姿とどめないほど完全に壊すこと。壊れて滅びること。
    • ゴート人に更に、サラセン人に、ノルマン人に、と、次第に荒らされ、破壊され、それに加うるに、更に恐るべきエトナの熔岩流と大地震に襲われて壊滅に壊滅を重ね、殊に一六九三年の震災は壊滅を完成し、潰れ残った家屋は僅かに五戸に過ぎなかったという。(野上豊一郎 『エトナ』)
  2. 潰滅」にあてる。
    1. 負けて滅びること。
    2. 元の姿をとどめないほど完全に壊すこと、または、壊れること。

表記[編集]

  • 「潰」が常用漢字に追加される以前の「同音の漢字による書きかえ」(1956年)において、「潰滅」の書きかえとして「壊滅」が掲げられている。ただし、それ以前からどちらの表記も用いられており、例えば、大日本国語辞典には「壞滅」だけが掲げられている[1]

類義語[編集]

翻訳[編集]

動詞[編集]

活用[編集]


脚注[編集]

  1. 上田万年松井簡治『大日本国語辞典』 金港堂書籍、第2巻、1916年10月23日、紙面151ページ、デジタル78ページ、全国書誌番号:43022818、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 954646/78