弟

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漢字[編集]

弟

字源[編集]

  • 象形。「柲」（戈の柄）に縄を巻き付けたさまを象る[字源 1]。
    • 『説文解字』では「韋」と関連付けているが、これは誤った分析である。甲骨文字の形[字源 2]を見ればわかるように「韋」とは関係がない。
  1. ↑ 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、1420-1422頁。
    季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、477-478頁。
    林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、340頁。
  2. ↑ 李宗焜編著 『甲骨文字編』 中華書局、2012年、1366頁。
    劉釗主編 『新甲骨文編（増訂本）』 福建人民出版社、2014年、354頁。
    夏大兆編著 『商代文字字形表』 上海古籍出版社、2017年、237頁。

意義[編集]

  1. おとうと。
  2. 門下生。ある人物の下で学ぶ者。
  3. 自分自身を指す謙称。
語義1
語義2
  • 対義字：師

日本語[編集]

発音(?)[編集]

ダ↘イ、テ↘ー、お↗とーと
  • IPA: [däꜜi], [te̞ꜜː], [o̞to̞ːto̞]
  • X-SAMPA: [da_HI, te_HI, (?)oto:_Hto_H]

名詞[編集]

  1. （おとうと）同じ人を親とする者のうち年下の男。

熟語[編集]

手書きの字形について[編集]

  • 第6画の縦線ははねて書いてもよい。[1]
  • 最終画の左払いは、縦線から右に少し出しても出さなくてもよい[2][3][4]。教科書体では縦線から右に少し出ているせいか、「少し右に出る」と指示している副読本[5]が存在するが、考え方は「第」と同様である。

翻訳[編集]

中国語[編集]

弟 *

朝鮮語[編集]

弟 *

ベトナム語[編集]

弟 *

コード等[編集]

点字[編集]

脚注[編集]

  1. ↑ 『漢字の○×』p.22 江守賢治（日本習字普及協会 1977年11月）
  2. ↑ 『常用漢字表の字体・字形に関する指針（報告）』Q43 p.93 2016年2月29日 文化庁
  3. ↑ 『正しい学習漢字 第1巻（小学1・2年）』p.69（東陽出版 1979年）
  4. ↑ 『正しい学習漢字（総集巻）』p.117（東陽出版 1979年）
  5. ↑ 『学習漢字996字の読み方・書き方』p.45 小学館 1978年3月
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