才覚

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

発音[編集]

名詞[編集]

(さいかく)

  1. 働き機転[1]
    • こういうときの彼等も列になって頭を垂れて叱られている。此等の若い者たちは、自分たちの歪められた青春の列を消す力も才覚も場所も知っていないのだ。(宮本百合子、『列のこころ』、1940年)
  2. 工夫すること。計画算段[1]
  3. 苦労して金品調達すること。工面[1]
  4. 学問上の知識才学

翻訳[編集]

(語義1)

動詞[編集]

  1. 工夫する。
  2. 工面する。

翻訳[編集]

(語義1)

(語義2)


古典日本語[編集]

名詞[編集]

才覚 (さいかく)

  1. 学識
  2. 機転工夫

動詞[編集]

才覚 (さいかく)

  1. 工夫する。工面する。
才覚-す 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
才覚 する すれ せよ

形容動詞[編集]

才覚 (さいかく)

  1. 機転のきくさま。才知長けているさま。
基本形 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 活用の種類
才覚なり 才覚 -なら -なり -なり -なる -なれ -なれ ナリ活用
-に

脚注[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 上田万年松井簡治『大日本国語辞典』 金港堂書籍、第2巻、1916年10月23日、紙面636ページ、デジタル321ページ、全国書誌番号:43022818、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 954646/321