李下に冠を正さず

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

成句[編集]

さず(りかにかんむりをたださず 表記の揺れ:李下に冠を整さず)

  1. (しばしば、「瓜田に履を納れず」と対句をなして)自分の行動は常に用心深くし、疑われるようなことをしてはならない。

由来[編集]

  • すももの下で冠をかぶり直すために手を上げると、すももを盗ろうとしているような誤解を与え、瓜畑で脱げたくつを探していると瓜を盗もうとしていると疑われることとなるので疑わしいまねをするものではない、との意から。出典は『古楽府・君子行』の「瓜田不納履、李下不正冠(瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず)」の後句より[1]

関連語[編集]

注釈、出典[編集]

  1. 『君子行』は西晋陸機の作。楽府詩集巻第三十二などに収録されている(原文:中央研究院 漢籍電子文獻など)。