油断

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

名詞[編集]

(ゆだん)

  1. 続けるべき注意集中が途切れる、不注意になること。を見せること。
    • それにつけて、将来技術家として世に立つには 少時(しばらく)も心を油断してはならぬ。油断は大敵で、油断をすれば退歩をする。(高村光雲『幕末維新懐古談 年季あけ前後のはなし』)

語源[編集]

未詳。日本以外の漢字文化圏では通用しない漢熟語。以下所説を列挙するが確たるものはない。

  • 『北本涅槃経‐二二』の油鉢をめぐる話より(大般涅槃経#油断大敵)。(『松屋筆記‐八〇・三五』『和訓栞』等)
  • ゆたに」の音便化。
  • 比叡山延暦寺根本中堂に灯される法灯は、開祖最澄の頃から消さないよう油を足し続けており、この油が断たれること無いよう戒めたことに由来。

複合語[編集]

翻訳[編集]