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無精者

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

日本語

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名詞

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(ぶしょうもの)

  1. 怠け者何事にも面倒臭がる
    • 一行二日分の握飯は風呂敷に包んで若い方の剛力が背負しょって来たのだが、この男元来の無精者、雨が降ってもおおいもしなかったものと見え、グチャグチャに崩れた上に、雨に濡れてベトベトになっている。――押川春浪 (1911年). “図書カード:本州横断 癇癪徒歩旅行”. 青空文庫. 2023年6月1日閲覧。
    • だと盤が高過ぎる上に、足が着いているから、炬燵の上では打てないが、そこへ来ると将碁盤はいね、こうして楽に差せるから。無精者には持って来いだ。もう一番やろう」――夏目漱石 (1914年). “図書カード:こころ”. 青空文庫. 2023年6月1日閲覧。
    • 無精者を罵って「竪のものを横にさえしない」というが、堅のものを横にしたり、横のものを竪にしたりするほど面倒な仕事はないとは、和田垣博士が「吐雲録」中に載せられた名言である。――穂積陳重 (1916年). “図書カード:法窓夜話”. 青空文庫. 2023年6月1日閲覧。

関連語

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成句

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