「味」の版間の差分

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#舌が食べ物や飲み物などに触れたときに起こる、甘い・辛い・しょっぱい・エグい・渋い・うまいなどの感覚。
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'''み'''
'''み'''
#(名詞や形容詞などに加えて)そういう[[状態]]や[[程度]]にあることを示す。接尾辞「[[み]]」に対する[[当て字]]で、[[漢語]]につく場合や[[飲食物]]の味(あじ)を表す場合などに「味」表記が用いられることが多い。
#(名詞や形容詞などに加えて)そういう[[状態]]や[[程度]]にあることを示す。接尾辞「[[み]]」に対する[[当て字]]で、[[漢語]]につく場合や[[飲食物]]の味(あじ)を表す場合などに「味」表記が用いられることが多い。

2018年3月3日 (土) 04:31時点における版

漢字

字源

  • 会意形声。「」+音符「」。「未」はこずえを意味し、微妙な違いを表す(藤堂)。新芽の味わい(白川)とも。

意義

  1. あじあじわい
  2. あじわう

日本語

発音(?)

名詞

あじ

  1. 舌が食べ物や飲み物などに触れたときに起こる、甘い・辛い・しょっぱい・エグい・渋い・うまいなどの感覚。
  2. ものごとの持つ深み表面的には強く現れていないが、対象について知るにつれて分かってくる良さ
  3. (仏教) 味覚対象六境および十二処のひとつ。味境みきょう味処みしょに同じ(ウィキペディア「三科」、「五位」も参照)。

熟語

接尾辞

  1. (名詞や形容詞などに加えて)そういう状態程度にあることを示す。接尾辞「」に対する当て字で、漢語につく場合や飲食物の味(あじ)を表す場合などに「味」表記が用いられることが多い。
    ともかく、不真面目になっていく。真剣がなくなっていく。それは争われぬ事実である。(北大路魯山人「伝不習乎」1935年)[1]
    ことに新潟県の信濃川の支流で小出島の地先を流れる魚野川のあゆは香気といい、脂肪といい、肉のうまといい、これに匹敵するあゆは全国に数が少い。(佐藤垢石「さしみ」)[2]
  2. 飲食物薬物などの種類をかぞえる助数詞
    吉平は、慶童子の捧げている薬籠を取って、八の神薬を調合せ、「これを朝暮にさしあげてください。かならず十日のうちにお元気になりましょう」と、いって、その日は帰った。(吉川英治「三国志」)[3]

中国語

*

名詞

  1. あじ
  2. にお
  3. あじわい、興趣

量詞

  1. 漢方薬の種類

熟語

朝鮮語

*

熟語

ベトナム語

*

コード等

脚注

  1. 出典:青空文庫(2009年12月4日)http://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/49987_37763.html 参照2017年12月31日。底本:「魯山人の美食手帖」グルメ文庫、角川春樹事務所、2008年4月18日第1刷発行
  2. 出典:青空文庫(2015年5月25日)http://www.aozora.gr.jp/cards/001248/files/50592_57087.html 参照2017年12月31日。底本:「垢石釣游記」二見書房、1977年7月20日初版発行
  3. 出典:青空文庫(2013年7月11日)http://www.aozora.gr.jp/cards/001562/files/52413_51064.html 参照2017年12月31日。底本:「三国志(三)」吉川英治歴史時代文庫、講談社、1989年4月11日第1刷発行、2008年9月16日第50刷発行