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*初版の定義は {{書誌・大日本国語辞典|4|553|229}} より
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2018年7月1日 (日) 18:47時点における版

日本語

発音(?)

  • NHK: ヒラ↘ク
  • 東京アクセント:ヒ↗ラ↘ク
  • 京阪アクセント:↗ヒラク

語源

  1. ヒロアク(広明)、ヒロハレク(広晴来)
  2. ヒラアク(平明)

自動詞

ひらくく・く】

  1. 閉じているもの、かたまっているものなどが、ひろがるのびる
    1. つぼみがほころぶ。花が咲く
      • 花ひらく
  2. はじまる
  3. 晴れる快くなる、さわやかになる。
  4. さかんになる。よくなる。
    1. 人智が進む。文明にが発展する。
  5. いみことば》戦闘において、撤退する、退散する。
    1. 宴や会合を終了して解散する。おひらきになる。
  6. (距離、年齢、順位、値段などに)隔たりが生じる。差が大きくなる。

活用

カ行五段活用
ひら-く

他動詞

ひらくく・く】

  1. 閉じているもの、かたまっているものなどを、おしあけるときはなつ。取り放す。明ける
    1. 扉や門を通れる状態にする。
      • 正門をひらく
    2. 目口や手足を広げる
      • 腕をめいっぱいにひらく/すべての指をひらくとじゃんけんのぱあの形
    3. 閉鎖した場所を自由に行き来できるようにする。
      • 一般にも門戸をひらく
    4. 他人に心を通わせて交流できるようにする。
      • 心をひらく
    5. 障害を取り除く。導き通させる。流通させる。
      • 血路をひらく
  2. ひろげるのばす
    1. 本などを読むために中身が見える状態にする。
    2. 魚の調理において、背中あるいは腹から包丁を入れて広げる。
  3. いみことば割る砕くなどの婉曲表現。
  4. 酒を飲み干して杯をからにする。
  5. 《数学》ある式またはある数のn乗根を求める。
  6. 《数学》括弧のついた数式を、括弧がついていない数式に変換する。
  7. 文章中の漢字平仮名に変更する。
  8. ものごとをはじめる
    1. 会合を開始する。
      • 今から会議をひらく
    2. もよおす。場を設ける
      • 懇親会をひらく
    3. 都市、政府、商売、学説などを、新たに興す
    4. 掘り起こす開墾する。開拓する。
      • 森をひらく
    5. 盛んにする。栄えさせる。晴らす。
  9. 解き明かす。
    1. 明らかにする。
    2. 解く。排する。

活用

カ行五段活用
ひら-く

対義語

参考

  • 初版の定義は 上田万年松井簡治『大日本国語辞典』 金港堂書籍、第4巻、1919年12月18日、紙面553ページ、デジタル229ページ、全国書誌番号:43022818、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 954648/229 より