「べし」の版間の差分

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#* 販売ノルマを達成す'''べく'''全力を挙げる。
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2018年7月1日 (日) 19:01時点における版

古典日本語

助動詞: 古語

  1. 推量の意味を表す。~しそうだ。~だろう。
  2. 予定の意味を表す。~するつもりだ。~することになっている。
  3. 当然の意味を表す。~するはずだ。
    • いでや、この世に生まれては、 願はしかるべきことこそ多かめれ。(徒然草第一段)
      いやはや、この世に生まれたからには、願わしいと思うはずのことが多いようですね。
  4. 適当の意味を表す。~するのがよい。
  5. 可能の意味を表す。~することができる。
  6. (終止形・打消)他に強制する意味を表す。~するほうがよい。
  7. (終止形)意志の意味を表す。
  8. 必要義務の意味を表す。~しなければならない。

活用: 古語

終止(ラ変動詞には連体)形接続
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
(べから) べく べし べき べけれ
(べかり) (べかる)

日本語

語源

古語日本語: べし

助動詞: 現代語

  1. 他に強制する意味を表す。義務。至当性。
    • 社長は、計画を実行す(る)べしと仰った。
    • 一刻も早く撤去す(る)べきです。
    • もっと勉強しとくべきだった。
  2. (打消形で)禁止の意味を表す。
    • 芝生に立ち入るべから
  3. 必然的ななりゆきを表す。
    • 然るべき時に行くことになるだろう。
    • この事件は起こるべくして起きた。
    • 恐るべき人物だ。
  4. ふさわしいこと、値することを表す。妥当性。
    • この件を相談すべき人が見つからない。
  5. 目的や目標を表す。
    • 販売ノルマを達成すべく全力を挙げる。