「一度」の版間の差分

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'''[[一]] [[度]]'''(いちど)
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#(「[[ひとたび]]」とも)[[一回]]。
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#*この木は世界の夜明以来、一万年に一度花を開き、一万年に一度実をつけていた。(芥川龍之介『桃太郎」)
#(副詞的に)いったん。
#*然し一度足を踏み入れたら、もう二度とそれを拔かしめないのが、都會と呼ばるる文明の泥澤の有つてゐる不可思議の一つである。(石川啄木『田園の思慕」)
#(「一度に」の形で)複数のことがらを同時に行うさま。いちどきに。
#*「…。何でも好きなものの振り出せる打出の小槌という宝物さえある。」/「ではその打出の小槌から、幾つもまた打出の小槌を振り出せば、一度に何でも手にはいる訣ですね。…」(芥川龍之介『桃太郎」)
#(「一度は」の形で)以前にはそういう時期もあって。
#*彼等も嘗て一度は都會の思慕者であつたのである。(石川啄木『田園の思慕」)
# [[温度]]、[[角度]]を表す単位「[[度]]」一つ分の[[おおきさ|大きさ]]。
# [[温度]]、[[角度]]を表す単位「[[度]]」一つ分の[[おおきさ|大きさ]]。
#(音楽)[[楽譜]]上、同じ[[たかさ|高さ]]に書かれる2つの[[音]]の[[音程]]。[[同度]]。
#(音楽)[[楽譜]]上、同じ[[たかさ|高さ]]に書かれる2つの[[音]]の[[音程]]。[[同度]]。

2018年8月10日 (金) 11:20時点における版

日本語

名詞

(いちど)

  1. (「ひとたび」とも)一回
    • この木は世界の夜明以来、一万年に一度花を開き、一万年に一度実をつけていた。(芥川龍之介『桃太郎」)
  2. (副詞的に)いったん。
    • 然し一度足を踏み入れたら、もう二度とそれを拔かしめないのが、都會と呼ばるる文明の泥澤の有つてゐる不可思議の一つである。(石川啄木『田園の思慕」)
  3. (「一度に」の形で)複数のことがらを同時に行うさま。いちどきに。
    • 「…。何でも好きなものの振り出せる打出の小槌という宝物さえある。」/「ではその打出の小槌から、幾つもまた打出の小槌を振り出せば、一度に何でも手にはいる訣ですね。…」(芥川龍之介『桃太郎」)
  4. (「一度は」の形で)以前にはそういう時期もあって。
    • 彼等も嘗て一度は都會の思慕者であつたのである。(石川啄木『田園の思慕」)
  5. 温度角度を表す単位「」一つ分の大きさ
  6. (音楽)楽譜上、同じ高さに書かれる2つの音程同度

関連語

一回

温度、角度の1単位

同じ高さの音

翻訳

一回

同じ高さの音

古典日本語

名詞

  1. 一回
  2. 一杯の、その酒を飲むこと。
    • 「口付きの男に、まづ一度せさせよ」とて、酒を出だしたれば(『徒然草』)

中国語

発音(?)

  • ピンイン: yídù
  • 注音符号: ㄧ ㄉㄨˋ

名詞

一度

  1. 一度

副詞

一度

  1. かつ