「雰囲気」の版間の差分

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{{jachars}}(ふんいき)
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#[[化学]]における「雰囲気」は、あるものを取り巻いたり、一定の[[空間]]にる[[空気]]。ある特定の[[気体]]やそれを主とした混合気体の状態、またはその気体の条件下にある状態
#あるものを取り巻いたり、一定の[[空間]]に[[充満]]していたりする[[空気]]や[[気体]]。ある特定の気体やそれを主とした混合気体、または特定の条件下にある気体
#*いったい地球の'''雰囲気'''が太陽のために[[週期]]的にあたためられるために'''雰囲気'''全体の[[振動]]が起こり、それが一面には[[気圧]]の週期的変化となり、また一面には地球上至るところの風の週期的変化として現われるはずである。([[w:寺田寅彦|寺田寅彦]] 『海陸風と夕なぎ』)
#*いったい地球の'''雰囲気'''が太陽のために[[週期]]的にあたためられるために'''雰囲気'''全体の[[振動]]が起こり、それが一面には[[気圧]]の週期的変化となり、また一面には地球上至るところの風の週期的変化として現われるはずである。([[w:寺田寅彦|寺田寅彦]] 『海陸風と夕なぎ』)
#*従来は酸化・脱炭を防止するために利用していた'''雰囲気'''ガスですが、現在では目的によってさまざまな種類の'''雰囲気'''ガスが使用されます。その目的に合わせて加熱炉内の'''雰囲気'''ガスを調整することを'''雰囲気'''熱処理では「'''雰囲気'''づくり」と言います。(キーエンス『ゼロから学ぶ熱処理の基本 熱処理入門』)
#(語義1より比喩的に)その[[場]]の[[つくりだす|作り出す]][[気分]]。ある[[特定]]の[[場所]]や[[事物]]、[[人物]]を取り巻いて、感じられる[[光]]や[[音]]、[[匂い]]、[[気配]]などを[[総体]]として捉えて語ったもの。[[ムード]]。
#(語義1より比喩的に)その[[場]]の[[つくりだす|作り出す]][[気分]]。ある[[特定]]の[[場所]]や[[事物]]、[[人物]]を取り巻いて、感じられる[[光]]や[[音]]、[[匂い]]、[[気配]]などを[[総体]]として捉えて語ったもの。[[ムード]]。
#*いや、家庭に在る時ばかりでなく、私は人に接する時でも、心がどんなにつらくても、からだがどんなに苦しくても、ほとんど必死で、楽しい'''雰囲気'''を創る事に努力する。([[w:太宰治|太宰治]] 『桜桃』)
#*いや、家庭に在る時ばかりでなく、私は人に接する時でも、心がどんなにつらくても、からだがどんなに苦しくても、ほとんど必死で、楽しい'''雰囲気'''を創る事に努力する。([[w:太宰治|太宰治]] 『桜桃』)

2020年10月10日 (土) 21:19時点における版

雰圍氣 も参照。

日本語

発音(?)

名詞

(ふんいき)

  1. あるものを取り巻いたり、一定の空間充満していたりする空気気体。ある特定の気体やそれを主とした混合気体、または特定の条件下にある気体。
    • いったい地球の雰囲気が太陽のために週期的にあたためられるために雰囲気全体の振動が起こり、それが一面には気圧の週期的変化となり、また一面には地球上至るところの風の週期的変化として現われるはずである。(寺田寅彦 『海陸風と夕なぎ』)
    • 従来は酸化・脱炭を防止するために利用していた雰囲気ガスですが、現在では目的によってさまざまな種類の雰囲気ガスが使用されます。その目的に合わせて加熱炉内の雰囲気ガスを調整することを雰囲気熱処理では「雰囲気づくり」と言います。(キーエンス『ゼロから学ぶ熱処理の基本 熱処理入門』)
  2. (語義1より比喩的に)その作り出す気分。ある特定場所事物人物を取り巻いて、感じられる匂い気配などを総体として捉えて語ったもの。ムード
    • いや、家庭に在る時ばかりでなく、私は人に接する時でも、心がどんなにつらくても、からだがどんなに苦しくても、ほとんど必死で、楽しい雰囲気を創る事に努力する。(太宰治 『桜桃』)

用法

翻訳