「臥薪嘗胆」の版間の差分

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== 日本語 ==
1.悔しさを堪えて再起を期すること。「薪に臥し胆を嘗める」
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2.日露戦争当時、勝利したにもかかわらず賠償金を獲得できなかった日本政府は、「臥薪嘗胆」を合言葉に国威発揚を行った。
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'''がしんしょうたん'''

=== 四字熟語 ===
#悔しさを堪えて再起を期すること。「薪に臥し胆を嘗める」
#日露戦争当時、勝利したにもかかわらず賠償金を獲得できなかった日本政府は、「臥薪嘗胆」を合言葉に国威発揚を行った。

=== 出典等 ===
*[[春秋時代]]末期、[[呉]]王夫差(ふさ)が、父の[[仇]]である[[越]]の恨みを忘れないよう薪の飢えに寝、越王勾践(こうせん)を破った。策略により許された勾践は、苦い熊の肝を嘗め恨みを忘れないようにし、遂には夫差を破るに至った故事による。「嘗胆」については[[史記]]に記述があるが、臥薪について、夫差のエピソードとされたのはかなり時代が下り、さらに「臥薪嘗胆」と連なった形では、[[宋]]代以降であり、[[十八史略]]等に見られる。日本の国語辞典等で出典を史記とするのは誤り。

[[Category:故事成語|かしんしようたん]]
[[Category:四字熟語|かしんしようたん]]

2005年8月5日 (金) 16:36時点における版

日本語

がしんしょうたん

四字熟語

  1. 悔しさを堪えて再起を期すること。「薪に臥し胆を嘗める」
  2. 日露戦争当時、勝利したにもかかわらず賠償金を獲得できなかった日本政府は、「臥薪嘗胆」を合言葉に国威発揚を行った。

出典等

  • 春秋時代末期、王夫差(ふさ)が、父のであるの恨みを忘れないよう薪の飢えに寝、越王勾践(こうせん)を破った。策略により許された勾践は、苦い熊の肝を嘗め恨みを忘れないようにし、遂には夫差を破るに至った故事による。「嘗胆」については史記に記述があるが、臥薪について、夫差のエピソードとされたのはかなり時代が下り、さらに「臥薪嘗胆」と連なった形では、代以降であり、十八史略等に見られる。日本の国語辞典等で出典を史記とするのは誤り。