「省」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
34行目: | 34行目: | ||
#::([[:w:顔回|顔回]]が)引き下がってから(わたしが)彼の私生活を見ると、([[:s:zh:論語/為政第二|『論語』「爲政第二」]]【二之九】) |
#::([[:w:顔回|顔回]]が)引き下がってから(わたしが)彼の私生活を見ると、([[:s:zh:論語/為政第二|『論語』「爲政第二」]]【二之九】) |
||
#:::「省」字を「みる」と訓読する流儀もある。 |
#:::「省」字を「みる」と訓読する流儀もある。 |
||
#'''[[かえりみる]]'''。振り返る。 |
#<span id="kaerimiru">'''[[かえりみる]]'''</span>。振り返る。 |
||
#:「[[反省]]」、「[[自省]]」、「[[内省]]」、「{{ふりがな|[[三省]]|さんせい}}」<!-- 読み方によって意味がことなる --> |
#:「[[反省]]」、「[[自省]]」、「[[内省]]」、「{{ふりがな|[[三省]]|さんせい}}」<!-- 読み方によって意味がことなる --> |
||
#:「吾日三省<sub>二</sub>吾身<sub>一</sub>」({{ふりがな|吾|われ}}日に三つ{{おくりがな2|吾|わ|が|わが}}身を{{おくりがな2|省|かへり|みる|かへりみる}}。) |
#:「吾日三省<sub>二</sub>吾身<sub>一</sub>」({{ふりがな|吾|われ}}日に三つ{{おくりがな2|吾|わ|が|わが}}身を{{おくりがな2|省|かへり|みる|かへりみる}}。) |
||
47行目: | 47行目: | ||
=====B: 動詞===== |
=====B: 動詞===== |
||
#'''[[はぶく]]'''。 |
#<span id="habuku">'''[[はぶく]]'''</span>。 |
||
#:「[[省略]]」 |
#:「[[省略]]」 |
||
#:「約者法令'''省'''而不<sub>レ</sub>煩。」(約は法令{{おくりがな2|省|はぶ|き|はぶく}}て{{おくりがな2|煩|わづら|はしから|わづらはし}}ず。) |
#:「約者法令'''省'''而不<sub>レ</sub>煩。」(約は法令{{おくりがな2|省|はぶ|き|はぶく}}て{{おくりがな2|煩|わづら|はしから|わづらはし}}ず。) |
||
73行目: | 73行目: | ||
* 訓読み |
* 訓読み |
||
** 常用漢字表内 |
** 常用漢字表内 |
||
**: [[かえりみる|かえり-みる]]([[# |
**: [[かえりみる|かえり-みる]]([[#kaerimiru|A]])、[[はぶく|はぶ-く]]([[#habuku|B]]) |
||
** 常用漢字表外 |
** 常用漢字表外 |
||
**: [[さとし]] |
**: [[さとし]] |
||
80行目: | 80行目: | ||
{{wikipedia}} |
{{wikipedia}} |
||
[[Category:{{ja}} {{noun}}|しよう しょう]] |
[[Category:{{ja}} {{noun}}|しよう しょう]] |
||
#(歴史)[[律令制]]における行政機関。 |
#('''ショウ''')(歴史)[[律令制]]における行政機関。 |
||
##隋唐代の律令制下における行政組織(名目的には清代まで継続)で皇帝に直属し、[[w:中書省|中書省]]・[[w:門下省|門下省]]・[[w:尚書省|尚書省]]が置かれ、尚書省の下には実務機関としての[[六部]]がおかれた。 |
##隋唐代の律令制下における行政組織(名目的には清代まで継続)で皇帝に直属し、[[w:中書省|中書省]]・[[w:門下省|門下省]]・[[w:尚書省|尚書省]]が置かれ、尚書省の下には実務機関としての[[六部]]がおかれた。 |
||
##日本の律令制下における行政組織で太政官の下に八省がおかれた。 |
##日本の律令制下における行政組織で太政官の下に八省がおかれた。 |
||
#(政治)内閣制度における行政機関で内閣下にあっては最上位層に属するもの。 |
#('''ショウ''')(政治)内閣制度における行政機関で内閣下にあっては最上位層に属するもの。 |
||
#現代中国の地方行政区分。 |
#('''ショウ''')現代中国の地方行政区分。 |
||
==={{prov}}=== |
==={{prov}}=== |
2010年2月13日 (土) 03:58時点における版
漢字
省
字源
音
中古音 | 現代中国語 | 日本語 | 朝鮮語 | ベトナム語 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中古音の声調 | 『広韻』 | 『平水韻』 | 普通話 | 漢音 | 呉音 | 朝鮮漢字音 | 漢越語 | |
A | 上声 | 静韻 | 梗韻 | xĭng | セイ | (シャウ) | 성 | |
B | 上声 | 梗韻 | shěng | (セイ) | シャウ | 생 | ||
C | 성 | tỉnh |
(括弧内は殆ど使われない字音。なおAとBCとで反切が区別されるので同じ上声でも分けて表した。)
意義
(括弧内は『広韻』、外は『平水韻』に従う。一致する場合括弧は記さず。)
A: 上声梗(静)韻
動詞
- みる。
- 「省察」
- 「退而省二其私一、」(退きて其の私を省(せい)するに、)
- (顔回が)引き下がってから(わたしが)彼の私生活を見ると、(『論語』「爲政第二」【二之九】)
- 「省」字を「みる」と訓読する流儀もある。
- (顔回が)引き下がってから(わたしが)彼の私生活を見ると、(『論語』「爲政第二」【二之九】)
- かえりみる。振り返る。
- 訪れる。親の安否を夕方にたずねる。(朝にたずねるのを定という。)
BC: 上声梗韻
B: 動詞
C: 名詞
日本語
発音(?)
名詞
- (ショウ)(歴史)律令制における行政機関。
- (ショウ)(政治)内閣制度における行政機関で内閣下にあっては最上位層に属するもの。
- (ショウ)現代中国の地方行政区分。
熟語
中国語
熟語
朝鮮語
- ハングル: 성, 생
- 文化観光部2000年式: seong, saeng
- マッキューン=ライシャワー式: sŏng, saeng
- イェール式: seng, sayng