「べし」の版間の差分

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2017年6月19日 (月) 14:54時点における版

古典日本語

助動詞: 古語

  1. 推量の意味を表す。~しそうだ。~だろう。
    空よりも落ちぬべき心地す。(竹取物語
    而モ尚交戰ヲ繼續セムカ (...) 人類ノ文明ヲモ破却スヘシ大東亞戰爭終結ノ詔書
  2. 予定の意味を表す。~するつもりだ。~することになっている。
    舟に乘るべき所へわたる。(土佐日記
  3. 当然の意味を表す。~するはずだ。
    いでや、この世に生まれては、 願はしかるべきことこそ多かめれ。(徒然草第一段)
    いやはや、この世に生まれたからには、願わしいと思うはずのことが多いようですね。
  4. 適当の意味を表す。~するのがよい。
  5. 可能の意味を表す。~することができる。
  6. (終止形・打消)他に強制する意味を表す。~するほうがよい。
  7. (終止形)意志の意味を表す。
  8. 必要義務の意味を表す。~しなければならない。

活用: 古語

終止(ラ変動詞には連体)形接続
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
(べから) べく べし べき べけれ
(べかり) (べかる)

現代日本語

語源

古語日本語: べし

助動詞: 現代語

  1. 他に強制する意味を表す。
    社長は、計画を実行す(る)べしと仰った。
    一刻も早く撤去す(る)べきです。
  2. (打消形で)禁止の意味を表す。
    芝生に立ち入るべから
  3. 必然の意味を表す。
    然るべき時に行くことになるだろう。
    この事件は起こるべくして起きた。