かな

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

名詞:仮名[編集]

かな仮名

  1. 日本語において用いられる表音文字音節文字(wp)。漢字よりも後にできた文字で、やまとことばの音節を表す。

語源[編集]

  • 真名(漢字)に対する「かりな」(=仮の名=仮の文字)から。古くはかんなと発音した。

用法[編集]

  • 「かな」と書いたときは平仮名を、「カナ」と書いたときは片仮名を特に指し示す場合がある。

下位語[編集]

類義語[編集]

派生語[編集]

対義語[編集]

関連語[編集]

名詞:糸[編集]

かな

  1. 糸筋

終助詞[編集]

かな・矣乎・矣哉】

  1. )(終助詞)感動気持ちを表す。
    • 素晴らしいかな我が青春
    • 春の海 終日のたりのたり哉(与謝蕪村)
    「かな」を含む句が「〜ことに」といった意味の副詞句のように働くことがある。
    • 惜しいかなが低い。
    • 音楽は好きかと聞くと勿論きらいではないが悲しいかな音楽の事は少しも知らぬ。(寺田寅彦「根岸庵を訪う記」)
    • 果たせるかな。うべなるかな。やんぬるかな。
  2. 疑問を込めた詠嘆を表す。
    • 少佐はううんとあくびをしながら、赤くかがやいた空を見あげたのち、/「ちょっ、どうしたらいいかな」/と、心の中でつぶやきました。(新美南吉『張紅倫』)

語源[編集]

関連語[編集]

接頭辞 [編集]

かな

  1. かね」に言葉を後続させ複合語を作る場合において母音が変化したもの。

派生語[編集]

注釈[編集]