ふえる

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日本語[編集]

動詞[編集]

ふえるえる、える】

  1. (自動詞) 多くなる。
    • 「天気の時より病人が増えるだろう」と自分も気のなさそうに返事をした。(夏目漱石『初秋の一日』)〔1912年〕[1]
    • 一九二八年托児所の寝台は三万四千あった。一九三三年に、それは六万五千に殖えるだろう。(宮本百合子『楽しいソヴェトの子供』)〔1931年〕[2]
    • 崖下の道路の木蔭に、誰か一人の通行人が立ち止ったのをきっかけに、次第に見物人がふえました。(豊島与志雄『白蛾』)〔1946年〕[3]

活用[編集]

類義語[編集]

対義語[編集]

関連語[編集]

翻訳[編集]


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  1. 青空文庫(1999年5月12日公開、2011年6月3日修正)(底本:「夏目漱石全集10」ちくま文庫、筑摩書房、1988年7月26日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/797_43523.html 2018年4月1日参照。
  2. 青空文庫(2002年10月28日作成)(底本:「宮本百合子全集 第九巻」新日本出版社、1986年3月20日第4刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2730_7431.html 2018年4月1日参照。
  3. 青空文庫(2008年1月16日作成)(底本:「豊島与志雄著作集 第四巻(小説4)」未来社、1965年6月25日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42730_29453.html 2018年4月1日参照。