齣
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齣
字源
[編集]- 「齣」は元朝以降の劇(戯文)の一幕を意味する新しい字であり、その起源は明らかでない。清の『字彙補』や明の徐渭『青藤山人路史』によると、この字は牛の反芻を意味する「齝」(読みはチまたはシ)が変化したものであり、役者が出たり入ったりする様子が反芻に似ているために言うとするが、『新字源』では「歯」と「句」(くぎり)から成る会意とする。
- 「齣」の読みもまちまちである。『字彙補』は「尺」と読むとしており、漢和辞典類では「尺」の漢音を元に「セキ」としていることがあるが、「尺」は清代の発音を表しており、「齝」から変化したと言っているのだから「シ」か「チ」と読まないと理屈が合わない。『青藤山人路史』は元曲の「折」と意味も発音も同じとしている。現代中国では「出」と同音に発音され、漢和辞典でも「シュツ」を音にしていることもある(『新字源』、『全訳漢辞海』など)。塩谷温は「ク」で構わないと言っている(『支那文学概論講話』(1919) p.304)。
意義
[編集]日本語
[編集]熟語
[編集]中国語
[編集]量詞
[編集]- 芝居の数
熟語
[編集]朝鮮語
[編集]- ハングル: 척
- 音訓読み: 단락 척
- 文化観光部2000年式: cheok
- マッキューン=ライシャワー式: ch'ŏk
- イェール式: chek