即する

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語

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動詞

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する (そくする)

  1. (自動詞) (「~即する」の形で)~に適合する。~に対して矛盾相反逸脱などがない
    • 1959年、中谷宇吉郎「比較科学論」[1]
      自然は、われわれが想像する以上に、深くかつ複雑なものである。固定した目的をもたずに、自然に即して、その神秘をさぐるというやり方の研究が、不必要になることは、永久にないであろう。
    • 1986年、堀昌雄、第104回国会衆議院[2]
      そうやって見ますと、もうどう考えてもこの貨幣法という法律は少なくとも現状に即するように改められなければならない、私はこう考えますが、大蔵大臣いかがでしょうか。

活用

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即-する 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形


する する すれ せよ
しろ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 即しない 未然形 + ない
否定 即せず 未然形 +
自発・受身
可能・尊敬
即される 未然形 + れる
丁寧 即します 連用形 + ます
過去・完了・状態 即した 連用形 +
言い切り 即する 終止形のみ
名詞化 即すること 連体形 + こと
仮定条件 即すれば 仮定形 +
命令 即せよ
即しろ
命令形のみ

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  1. 青空文庫、2013年1月4日作成(底本:「中谷宇吉郎随筆集」岩波文庫、岩波書店、2011(平成23)年1月6日第26刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/53214_49856.html
  2. 「第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号 昭和61年4月18日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/txt/110404629X01519860418/7 2022年9月2日参照。