堪能

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語

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名詞

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 かんのう

  1. (仏教) よくたえしのぶ能力。

名詞・形容動詞

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 (古:かんのう百姓読み:たんのう

  1. 才能優れ深くその道に通じ巧みであること。
    • オットセイは鼻の頭で鞠をつく芸当堪能である。(寺田寅彦 『ゴルフ随行記』)

名詞・動詞

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 (たんのう 百姓読み、上記の語の転訛とも、また、「んぬ」への当て字とも、(たん)の字に似ていることから誤読が定着したとも言われる。)

  1. 満足すること、十分に満ち足りること。
    • それらの前でどれほどの時間を費やしたかは覚えないが、いろいろ説明も聞き、解らないところを探索し、堪能するまでそれらを眺めた。(和辻哲郎 『四十年前のエキスカージョン』)
    • 会話とも言いがたいような、ほんのひと言ふた言を交わしただけだが、おそらく時間の感覚がずれているおかげだろう、彼は久しぶりに見かけた僕の父親を相手に、よもやま話に堪能した気分になれたのではないか。(片岡義男 『ラハイナまで来た理由』)
  2. (古用法) 心を晴らすこと、気が晴れること。