抜刀

日本語

名詞

抜 刀（ばっとう）

1. 刀を鞘から抜くこと。
2. 鞘から抜いた刀。
   • 「兎に角あの震災の最中にじゃ、竹槍や抜刀を持った自警団の百人は、五人の武装した兵隊に如かなかったのじゃ」（甲賀三郎『琥珀のパイプ』）

発音^(?)

ばっ↗とー

類義語

（語義2）

• ぬきみ

翻訳

（語義2）

• 英語: drawn sword, naked sword

派生語

抜刀隊

動詞

1. 刀を鞘から抜く。
   • 囚人が歌を歌う。看守がそれを叱る。というようなことがもとで唾の引っかけ合い、罵詈雑言のあびせ合いから、ついに看守が抜刀する。（大杉栄『続獄中記』）

活用

活用と結合例

抜刀-する 動詞活用表（日本語の活用）

サ行変格活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
抜刀	し せ さ	し	する	する	すれ	しろ せよ

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	抜刀しない	未然形 + ない
否定(古風)	抜刀せず	未然形 + ず
自発・受身 可能・尊敬	抜刀される	未然形 + れる
丁寧	抜刀します	連用形 + ます
過去・完了・状態	抜刀した	連用形 + た
言い切り	抜刀する	終止形のみ
名詞化	抜刀すること	連体形 + こと
仮定条件	抜刀すれば	仮定形 + ば
命令	抜刀しろ 抜刀せよ	命令形のみ

翻訳

• 英語: draw a sword, unsheathe a sword