昂進

日本語

名詞

昂進（こうしん）

1. 次第に程度が高まること。「昂」は「たかぶる」の意。
   • 人生に対する観察はいよいよ手馴らされ、皮肉になり、それと共に彼の好奇心は弥が上にも昂進して行った。（蒲原有明『夢は呼び交す』）
   • 夜（よ）になって痙攣（けいれん）は間断なく発作（ほっさ）した。熱度は非常に昂進した。（長塚節『土』）
   • 財産税を控えてインフレは昂進するばかりで困ったものです。（原民喜『書簡 家族・親族宛』）

発音^(?)

こ↗ーしん

関連語

• 別表記: 亢進、高進

翻訳

• 英語: （病状などの）acceleration ^(en), （インフレーションなどの）aggravation ^(en)

動詞

活用

活用と結合例

昂進-する 動詞活用表（日本語の活用）

サ行変格活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
昂進	し せ さ	し	する	する	すれ	しろ せよ

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	昂進しない	未然形 + ない
否定(古風)	昂進せず	未然形 + ず
自発・受身 可能・尊敬	昂進される	未然形 + れる
丁寧	昂進します	連用形 + ます
過去・完了・状態	昂進した	連用形 + た
言い切り	昂進する	終止形のみ
名詞化	昂進すること	連体形 + こと
仮定条件	昂進すれば	仮定形 + ば
命令	昂進しろ 昂進せよ	命令形のみ

翻訳

• 英語: （病状などの）accelerate ^(en), （インフレーションなどの）aggravate ^(en)