老牛

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日本語

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名詞

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(おいうし、ろうぎゅう)

  1. 老いた
    • 同じ場所の牛でも激しく労働させた牛は味が悪くって楽にしている牛が味も良いのです。それも老牛の肉は同じ牝でも味が大層悪いので、よく牛肉屋から老牛のヒレ肉やロース肉を持って参りますけれども硬くって料理に使えません。――村井弦斎 (1903年). “図書カード:食道楽 冬の巻”. 青空文庫. 2023年5月14日閲覧。
    • 「巨人は云う、老牛の夕陽にゆるが如き声にて云う。幻影の盾を南方の豎子じゅしに付与す、珍重に護持せよと。われ盾をかざしてその所以ゆえんを問うに黙して答えず。いて聞くとき、彼両手を揚げて北の空をゆびさしていわく。ワルハラの国オジンの座に近く、火に溶けぬ黒鉄くろがねを、氷の如き白炎に鋳たるが幻影の盾なり。……」――夏目漱石 (1905年). “図書カード:幻影の盾”. 青空文庫. 2023年5月14日閲覧。

成句

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