ばすえ

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日本語[編集]

名詞[編集]

ばすえ

  1. 町はずれに近い場所、都会の端の方。
    • 江戸のいわゆる、八百八街には、火消しが、いろは四十八組ありました。浅草場末なれど、彼の新門辰五郎の持ち場とて、十番のを組といえば名が売れていました。(高村光雲 『幕末維新懐古談 その頃の消防夫のことなど』)
    • かくては日本は、戦争に勝っても文化的には敗北せざるを得ないだろう。即ち、戦争の終ると共に欧米文化は日本に汎濫し日本文化は忽ち場末へ追いやられる。(坂口安吾 『芸道地に堕つ』)