mũkwa

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キクユ語[編集]

語源[編集]

Hinde (1904) は英語 cord (cowhide) に対応するキクユ語「ジョゴウィニ方言」(Jogowini dialect)の訳語として mukua を記録している[1]。なお、これに対応するカンバ語「ウル方言」(Ulu dialect; マチャコスから海岸部にかけての方言)は mukua、カンバ語「ンガニャワ方言」(Nganyawa dialect; キツイ地区の方言)は nemekua とされている[1]

発音(?)[編集]

  • IPA: /mokwa/, /mokoa/
Armstrong (1940) に見える2音節かつ孤立形で全体が平たい声調を帯びる語のうち mũkwamũtĩgĩtĩ[2]の3語は、湯川 (1981) では kahiũ などと同じアクセントの型に分類されている[3]。なお、湯川は mũkũa という表記を用いている。
  • カナ表記例: モクワ[4]

名詞[編集]

kwa クラス3(複数: mĩkwa

  1. 運搬荷造りなどに用いる)製の[4]

派生語[編集]

名詞:

ことわざ[編集]

参照[編集]

脚注[編集]

  1. 1.0 1.1 Hinde, Hildegarde (1904). Vocabularies of the Kamba and Kikuyu languages of East Africa, pp. 14–15. Cambridge: Cambridge University Press.
  2. Armstrong, Lilias E. (1940). The Phonetic and Tonal Structure of Kikuyu. London: Oxford University Press. (Also in 2018 by Routledge).
  3. 湯川恭敏 (1981).「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」 『アジア・アフリカ言語文化研究』22, 75-123.
  4. 4.0 4.1 杜, 由木『夜には、夜のけものがあるき 昼には、昼のできごとがゆく』東京図書出版、2015年。 ISBN 978-4-86223-828-3