なほざり

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古典日本語[編集]

漢字[編集]

名詞・形容動詞[編集]

なほざり

  1. でもない。
  2. あっさりとしている。
    • よき人は、ひとへに好けるさまにも見えず、興ずるさまも等閑なほざりなり。片田舎の人こそ、色こく万はもて興ずれ。(吉田兼好徒然草』第137段)
      教養のある人は、そればかり好んでいるという様子も見せず、楽しむ様子もあっさりしている。田舎の人ほど、しつこく何でも楽しもうとする。
  3. いい加減な。
  4. 本気でない。
基本形 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 活用の種類
なほざりなり なほざり -なら -なり -なり -なる -なれ -なれ ナリ活用
-に