欠食児童

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日本語

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名詞

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(けっしょくじどう)

  1. 家がまずしいために充分な食事をとることのできない児童。
    • 昨夜仙台の新聞で欠食児童何百という表題の記事を見て来たばかりの眼には、この目前見渡す限りの稲の秋は甚だそぐわない嘘のような眺めであった。(寺田寅彦 『札幌まで』)
  2. (語義1からの派生)食い意地等が張っている人に対する比喩的な表現。
    • 美人女給といふものも甚だ月並なもので、御亭主と懇ろになれば店に居つくが、さもなければ、いつ誰と消え失せるか、ヒモがついたり、無断欠勤の温泉旅行等々、わがまゝ無礼元来この節の日本人の飲み助どもときては、女よりは酒、少しでも安く酒、たゞもう欠食児童なのだから、女などあてがうのはモッタイない。(坂口安吾 『金銭無情』)

関連語

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