正字
出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
[編集] 日本語
[編集] 名詞
正字(せいじ)
- (誤字、当て字に対する)用法の正しい文字。
- (略字、異体字、俗字に対する)従来から正しいとされている文字、特に漢字におけるものをいい、康熙字典掲載の字体が最も標準的とされる。
- 法令等により、公文書等に用いることとされている文字、特に漢字を言う。
[編集] 用法
- 伝統的に、略字体は正式なものではないという意識がはたらき、正字とは、語義2のものを言っていたが、日本における当用漢字/常用漢字の制定や中華人民共和国における簡体字化の推進などもあり、略体であるからといって、語義3の意味では「正しい」文字ではないということがいえなくなっている。概念を明確にするために、「新字体」に対する「旧字体」、「簡体字」に対する「繁体字」といった表現が好ましいといえる。また現代日本においては新字体が、現代中国においては簡体字が、それぞれ正字であるともいえる。