灯台下暗し

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日本語[編集]

成句[編集]

灯台暗し(とうだいもとくらし)

  1. 身近事情について疎いこと。身近なことは却って分かりにくいこと。
    • 彼は微笑しながらうなずいて、「灯台下暗しというやつだな、これが耕地になったら立派なものだ、今日まで気付かなかったのは迂濶うかつだったよ」――山本周五郎 (1940年). “図書カード:蕗問答”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。
    • 水戸は、今も自分が怪物団に見つけられはしないと危惧きぐしながらも、その位置を動くことはしなかった。もし動けば、たちまち見つけられそうであった。このままじっとしていれば、灯台下暗しで、もう暫くは見つけられずに済みそうな気がした。――海野十三 (1945年). “図書カード:地球発狂事件”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。

語源[編集]

灯台(または灯明台燭台)のすぐ下は暗くて見えないことから。

類義語[編集]