uymam

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アイヌ語[編集]

カナ表記 ウィマㇺ/ウイマㇺ

発音[編集]

  • IPA(?): /uj.mam/, [ʔuj.mam]

動詞[編集]

uymam (自動詞, 1項動詞)

  1. 物品ぶっぴん金品きんぴんなどを交易こうえきする。
    • スイ ニㇱパ ウイマㇺ オアシ シンネ ナ。[1]
      suy nispa uymam oasi sinne na.
      またニシパが交易に行くのだな。
    • ウシケ タ ネロㇰ ウイマㇺ ウタㇻ ヤㇷ゚。[2]
      usike ta nerok uymam utar yap.
      そこに、その交易に行った人々が上陸しました。
    • ウイマㇺ クス レプン パ ルウェ ネ ヒネ アクス[3]
      uymam kusu repun pa ruwe ne hine akusu
      (お前の両親は)交易するために沖に出たところ
    • ネロㇰ ウイマㇺ マ ヤㇷ゚ ウタㇻ カ オピッタ[2]
      nerok uymam w_a yap utar ka opitta
      その交易に行って上陸した人々もみな

活用[編集]

人称 単数形 複数形
一人称 k(u)=uymam uymam=as
二人称 e=uymam eci=uymam
三人称 uymam uymam
不定称 uymam=an uymam=an

名詞[編集]

uymam

  1. 交易こうえき

派生語[編集]

  • uymamcip (ウィマㇺチㇷ゚)交易船

参考文献[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 平賀さだも (1969), “10-3 ウエペケㇾ「ウラユシウンクㇽ」(ウラユシの人)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  2. 2.0 2.1 2.2 鍋澤ねぷき (1969), “14-8 ウエペケㇾ「トノト カムイ イコシネウェ/トゥキ オルン オクイマ メノコ」(酒の女神が私を訪ねてきた話)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  3. 鍋澤ねぷき (1969), “16-8 ルパイェユカㇻ「ウェンクㇽ フチ イレス」(貧乏人のお婆さんに育てられた)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  4. 4.0 4.1 木村きみ (1969), “20-2 ウエペケㇾ「チナナサパ」(ホッチャリの頭)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月