いで

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日本語[編集]

助詞[編集]

いで(接続助詞 動詞又は動詞型活用助動詞に未然形接続)

  1. (やや古、口語)打消しの意を含んで、後続の叙述につなげる。~しないで。
    畏れながら、わが殿の大腹中、いのちを一つと誓い参らす臣等として、分らいで如何いたしましょう。(吉川英治 『上杉謙信』)
    • 「~いでか」の形で反語表現に用いる。
      「……でもなおばば、今も、たった今もここを通ったろうが」「誰がじゃ?」「太刀を背中に負おった、眼のするどい若衆だ」「知っていやるのか」「知らいでか、あいつが佐々木小次郎といって、つい先頃、六条の松原で、小っぴどい目にあわされた」(吉川英治 『宮本武蔵 風の巻』)

古典日本語[編集]

感動詞[編集]

いで

  1. 誘い出しの言葉、さあ
  2. これから述べる話題を強調する、いやもう、それにしても。
    いでや、この世に生まれては、願はしかるべきことこそ多かめれ。帝の御位はいとかしこし。 (吉田兼好徒然草』)