きゃ

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

縮約形[編集]

きゃ

  1. (形容詞の語幹のあとに置く)「ければ」の縮約
    • 眼玉やーい、河童の子。口惜しきゃ、ここまであがって来い(久生十蘭「キャラコさん 海の刷画」)
    • せっかくでございますから、十円で宜しきゃ頂いときましょう。(宮本百合子「日は輝けり」)
  2. (カ行五段動詞の語幹のあとに置く)「きは」「きや」「けば」の縮約
    • 人の話なんか聞きゃしませんよ、そんなさもしい八さんじゃねえ(野村胡堂「銭形平次捕物控 七人の花嫁」)
    • ところが御めえいざってえ段になると奴め最後っ屁をこきゃがった。(夏目漱石「吾輩は猫である」)
    • 上野の地下道へ行きゃ、なんとかならアな、退歩しろよ(坂口安吾「退歩主義者」)

感動詞[編集]

きゃ

  1. 女性や子どもなどが驚いたときなどに発する語。きゃあきゃー